ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦中継ブログ

12時、図の局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は☗西山58分、☖渡部１時間33分。昼食の注文は、西山女流三冠が「鹿児島黒牛膳」、渡部女流三段が「指宿産鰻重」。対局は13時に再開します。

（昼食休憩時の盤面）

（昼食休憩時の対局室）

（館外通路を通っていけば離宮がある。対局はこの中の一室で行われている）

（離宮から鹿児島湾を望む）

11時から現地大盤解説会が始まりました。解説は豊川七段、聞き手は室谷女流三段が務めています。客席には少しばかりの余裕があります。
（現地大盤解説会）

（身振りとダジャレを交えるのが豊川スタイル）

（室谷女流三段はタブレットを片手に。これで本局の進行をすぐに確認している）

対局場である「指宿白水館」は、鹿児島県指宿市の東端、鹿児島湾沿いに構える旅館です。敷地内には見事な大庭園があります。1947年、鹿児島市内に「鹿児島白水館」として創業。現在の場所には1960年に移転し、名は「指宿白水館」となりました。
過去にも将棋タイトル戦が複数回行われています。2017年に第30期竜王戦七番勝負第５局の対局地となった際は、羽生善治棋聖（肩書は当時）が竜王を奪取して永世七冠王に輝いたことで有名です。

（本局のために作成された砂像。前日に両対局者とともに撮影）

（羽生善治永世七冠達成の記念碑）

（館内で売られていた「白玲戦アイシングクッキー」）

（ロビーにて）

（こういった和風が通路等、至るところで迎えてくれる）

【指宿温泉 旅館 砂むし温泉 指宿白水館】
http://www.hakusuikan.co.jp/

控室では、谷川九段は「後手は動かす駒が難しくなってきた」、豊川七段は「第１局、第２局と違って長期戦になりそう」、との見解が挙げられました。

（記者に口頭で解説する谷川九段）

（同じく豊川七段）

（渡部女流三段が先に入室。８時48分だった）

（西山女流三冠は８時51分に姿を見せた）

（初手▲５六歩。確定ではないが中飛車を匂わせ、実戦もそのように）

（２手目△８四歩。このあと居飛車穴熊、金銀４枚で堅く組み上げた）

10時、両対局者におやつが用意されました。注文は、西山女流三冠が「フルーツ盛り」と「アイスコーヒー」、渡部女流三段が「花大福」と「指宿温泉サイダーのブルーベリースカッシュ」。ドリンク類は対局室に、そのほかは対局者用控室にそれぞれ運ばれます。
※対局者とは別に注文したものを撮影しました。

（西山女流三冠のおやつ。ここにアイスコーヒーがつけられる）

（渡部女流三段のおやつ）

（目にした関係者から「ケーキみたい」との声が上がった）

（撮影を終えたおやつは棋士の元に。花大福にはシャインマスカットが入っている）

「シャインマスカットが美味しくて、大福ともすごくよく合うんですね」（室谷女流三段）

（８時40分頃、谷川九段と清水女流七段）

（記録係の伊藤明女流初段。棋譜用紙に必要事項を記入中）

（関係者がそろい、対局者を迎える準備が整った）

７手目▲５八飛により、戦型は西山女流三冠の先手中飛車に決まりました。22手目まで進むと、渡部女流三段が穴熊を目指し、引き銀によってより堅く仕上げようとしています。

（９時台の控室では、現地棋士たちがさっそく継ぎ盤を囲む）

（先手番の西山女流三冠）

（後手番の渡部女流三段）

（対局開始前の様子）

※お知らせ※
このあと機材トラブルにより、タブレット時計をアナログのものに取り替えています。棋譜更新についても手入力となるため、あらかじめご承知おきください。通常の状態に戻りましたら、また改めてお伝え致します。