ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦中継ブログ

（カエデの葉が紅く色づいている）

（早朝ということで、人々が集まってラジオ体操をしている光景も見られた）

（黒御影石のすべり台「ブラック・スライド・マントラ」。こちらはイサム・ノグチの彫刻作品）

（通常の遊具も設置されている）

大通公園は、札幌の中心部を東西に横切る形で約１．５キロにわたって続く緑地帯です。園内には花壇や噴水、彫刻などが点在し、市民の憩いの場となっています。

（今朝の大通公園）

（札幌出身の彫刻家・本郷新の「泉の像」）

（公園の東端には、札幌のシンボルともいえる「さっぽろテレビ塔」が。全長142.7メートル）

（きれいに整備された花壇が多くある）

図は10時20分過ぎの局面です。里見白玲が３筋の歩を切ったのに対し、西山女流三冠は△３四歩と打って収め、駒組みに専念できる状態を作りました。本格的な開戦は、まだしばらく先になりそうです。

（里見白玲。自分だけ飛車先が軽い形になったのは、プラスといえそうだ）

10時、午前のおやつの時間になりました。注文は、里見白玲が「シャインマスカット、アールグレイ（ミルク）、オレンジヒップ（ノンカフェイン）」、西山女流三冠が「フルーツ盛り合わせ（シャインマスカット、メロン、柿、苺、ブルーベリー）、烏龍茶」です。

（里見白玲のおやつ）

（西山女流三冠のおやつ）

図は９時30分過ぎの局面です。里見白玲の３手目▲６八銀に対し、西山女流三冠は13分の考慮で４手目に△３三角と指し、そこから向かい飛車に。すると、里見白玲は左銀を足早に前線に繰り出して、相手の角頭を狙っていきました。すでにデータベース上の前例はなし。里見白玲のほうには、周到な事前準備があるものと考えられます。

（控室の棋士たちも、早速、検討を始めた）

（屋敷九段）

（清水女流七段）

（石田五段）

（開始の礼を交わす）

（先手番の里見白玲の初手は、▲５六歩）

（西山女流三冠は△３四歩と応じる）

（里見白玲の３手目▲６八銀に、西山女流三冠が熟考。両者の過去の対局では、この出だしでの里見白玲の３手目は▲５八飛が多かった）

対局は定刻通りに開始されました。まずは開始前の様子をお届けします。

（８時40分過ぎ、立会人の屋敷九段たちがスタンバイしている）

（８時44分、西山女流三冠が入室）

（直後に里見白玲も姿を見せた）

（里見香奈白玲）

（西山朋佳女流三冠）

（西山女流三冠は、開始時に「アイスコーヒー、ピーチ果汁100%」を出すように頼んだ）

（相川女流初段が準備を進めている）

（里見白玲の盆。西山女流三冠のほうも同じ構成だ。ポットの中身はほうじ茶）

おはようございます。対局日の朝になりました。本日のスケジュールは以下の通りです。

■一日のスケジュール
09:00　対局開始
10:00　午前のおやつ
12:00　昼食休憩入り
13:00　対局再開
14:00　現地大盤解説会開始
14:30　午後のおやつ

本局の模様は日本将棋連盟公式YouTubeチャンネルで動画中継も行われます。配信開始は８時45分です。

【ヒューリック杯第３期白玲戦七番勝負第６局】
https://www.youtube.com/watch?v=deo9qNIFT8U

（両対局者は乾杯を終えて退場。その後は、関係棋士たちが登壇して明日の見どころを語った）

（進行役を務めた山口恵女流二段）

このシリーズは、里見さんが先手だと、中飛車にしてから居飛車に戻す指し方をされています。ただ、ここまでは先手だった２局とも西山さんに敗れているので、絶対に勝ってやるっていう思いではないでしょうか。

（屋敷九段）

（中飛車から居飛車に戻す）あの将棋はどう解説をしたらいいか。西山さんも目が慣れてきたと思いますので、そこまでイヤな感じはしていないと思いますよ。里見さんが相振り飛車を選ぶ可能性もあるでしょうか。

（石田五段）

両対局者の様子を検分のときに見ましたが、二人とも普段と変わらず、すでに集中モードに入っているようです。必ずいい将棋が観られると思います。

（相川女流初段）

明日は近くで勉強させていただきます。個人的には、相振り飛車になるかなと思っています。

（屋敷九段は札幌市出身、石田五段は名寄市出身。共に北海道研修会の幹事を務めている）

（棋士たちの笑顔が多く見られた）

本日のブログ更新は以上で終了です。明日の対局は９時に開始されます。どうぞお楽しみに。