2023年5月26日 (金)

藤井聡太叡王に菅井竜也八段が挑戦する第8期叡王戦五番勝負は、藤井叡王2勝、菅井八段1勝で第4局を迎えました。藤井叡王が勝てばタイトル防衛、菅井八段が勝てば決着は最終局に持ち込まれます。注目の対局は5月28日(日)岩手県宮古市「浄土ヶ浜パークホテル」で行われます。

対局は9時開始。持ち時間はチェスクロック使用で各4時間、使い切ると1手60秒未満で着手します。12時~13時まで昼食休憩。おやつは10時と15時に提供されます。先手番は菅井八段です。
第4局の立会人は森内俊之九段、記録係は福田晴紀三段(中川大輔八段門下)が務めます。現地大盤解説会(事前申込制で締切ました)の解説は小山怜央四段、聞き手は竹部さゆり女流四段が務めます。

【主催=不二家】
https://www.fujiya-peko.co.jp/
https://www.fujiya-peko.co.jp/eiou/
【特別協賛=ひふみ】
https://hifumi.rheos.jp/
【協賛=中部電力】
https://www.chuden.co.jp/
【協賛=豊田自動織機】
https://www.toyota-shokki.co.jp/index.html
【協賛=豊田通商】
https://www.toyota-tsusho.com/
【協賛=日本AMD】
https://www.amd.com/ja.html
【第4局協力=宮古市】
https://www.city.miyako.iwate.jp/
【第4局協力=岩手日報社】
https://www.iwate-np.co.jp/

中継は棋譜コメントを生姜、本ブログを八雲が担当いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

2023年5月 6日 (土)

感想戦終了後、両対局者が大盤解説会場に移動し大盤の前でインタビューに応えました。

Img_2583(感想戦後、両対局者はファンの待つ大盤解説会場に移動し、インタビューに応えた)

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Img_2627(松尾八段が印象に残った局面について、両対局者に質問していた)

以上で第3局の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。

Img_2547(インタビュー終了後、感想戦が行われた)

Img_2550(再び勝ち越した藤井聡叡王。次戦で3連覇を決められるか)

Img_2560(菅井八段は連勝が奪取への条件となった)

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Img_2580(感想戦は19時57分に終了した)

終局後、感想戦に先立ち、両対局者にインタビューが行われました。

Img_2535(終局直後の対局室。このあとインタビューが行われた)

 

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――一局を振り返って。
藤井 かなり判断の難しい将棋で、どんな形で本格的な戦いに入るのかわからないまま指していました。
――△4二飛(36手目)のあたりは。
藤井 こちらの大駒をどう使っていくか難しい展開で、あまり見通しの立たない展開なのかなと思って指していました。
――△7七銀(92手目)のあたりは千日手か、ともいわれていた。
藤井 そうですね、うーん、そういう可能性もあるのかと思っていたんですけど、時間もなかったので、よくわからなかったという感じでした。本譜は攻め込まれてしまって苦しくなってしまったかなと思っていたので、△7七銀のときに何か▲6二ととか、そういった手で千日手の変化を受け入れたほうがよかったかもしれません。
――▲2二角(117手目)が非常に印象的だった。
藤井 あのあたりは手順に攻められてしまって苦しいかと思っていたんですけど、少しでも頑張れればと思ってやっていました。
――よくなったと思ったのは。
藤井 ▲7二銀(149手目)が詰めろで入る形になったので、少し一手勝ちを狙えそうな局面になったかなと思いました。
――本局を総括してどうだったか。
藤井 一局を通して非常に難しい将棋で、中盤の構想の立て方があまりよくなかったところもあったので、そのあたりを課題として次局頑張りたいと思います。
――2勝1敗で第4局に臨む意気込みを。
藤井 ここまでの3局の内容を踏まえて、また精いっぱい指したいと思います。

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――3局続けての三間飛車、また、前局に続いての相穴熊戦でした。その後、非常に押し引きの続いた中盤戦でしたが。
菅井 すごく難しい中盤戦でした。
――その後、双方一分将棋の終盤戦に突入しました。終盤戦を振り返られて。
菅井 そうですね、一分将棋に入ってから、何手かミスが出たように思います。
――形勢を悪くされたところを敢えてあげるとすればどこですか。
菅井 どこでというのはちょっと分からないですけど、成算がありませんでしたので、もうちょっと千日手の順を考えるべきだったように思います。
――改めて本局を振り返っていただきまして、1勝2敗で迎える第4局に向けての抱負を。
菅井 難しい将棋だったと思いますけど、終盤戦でミスが出てしまったので、それを少し修正して、次局に臨みたいと思います。

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五番勝負第3局は藤井叡王が勝ちました。終局時刻は18時57分、消費時間は両者4時間。藤井叡王はシリーズ成績2勝1敗、防衛まであと1勝としました。第4局は5月28日、岩手県宮古市「浄土ヶ浜パークホテル」で行われます。

20230506148控室の検討では図から▲7八同金△同竜▲8九金△7七金でどうかというもの。ところが藤井聡叡王の指し手は▲7二銀(下図)。△7七金までが既定路線と見ていた控室ですが、▲7二銀を見た勝又七段は「よくこんな勝ち方できるね」と感嘆の声を上げました。

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20230506133菅井八段よしで進められていた終盤戦ですが、ここにきて藤井聡叡王がよくなったとの評判で控室は一致しています。図から△9七同歩成に▲同香が後手玉を狙う攻めの香に変わるのが大きいようです。

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18時15分、図の局面で菅井八段が持ち時間を使いきり、両者一分将棋となりました。
菅井八段は次の手の考慮中、両手を頭に当てて悩んでいる様子を見せています。

Img_2534(18時15分頃、ともに一分将棋に入った)

20230506101_3図から菅井八段は△8八角成。大駒をすべて手中にしていましたが、ここで1枚切り飛ばしました。ただしそれでも1九の馬と4一の飛車の受けの馬力がすさまじく、持ち駒である飛車は攻めに専念できそうで、大駒のフル稼働となってきました。

Img_2227(菅井八段は大駒の力で勝利を手繰り寄せにいく)