先手が早繰り銀を目指すと後手も早繰り銀で対抗し、戦型は相早繰り銀となりました。図は9時半頃の局面で、後手が先攻する形で早くも戦いが始まっています。
緊張感が高まったのは図の局面。藤井王位・棋聖が銀取りに銀取りで返して、互いに銀を取り合うといきなり激しい展開が予想されます。
藤井王位・棋聖が強気に△4五歩と突いた。
しかし、豊島叡王は30分の熟考で銀を引いたので、盤上はいったん落ち着きました。先手は銀を引かされて面白くないようですが、その代償をどう求めていくのかが注目されます。
豊島叡王は熟考して銀を引いた。