2019年10月19日 (土)

インタビュー

感想戦の前に、両対局者に主催紙インタビューが行われました。まずは池永四段から。

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―― 千日手局はいかがでしたか

池永 やったことのない形で、仕掛けていきましたがうまくいっていないように思い、千日手も仕方がないように思いました。

―― 指し直し局はいかがでしたか

池永 途中、相手の手が戻りはじめたあたりでよくなったように思いました。

―― 優勝まであと1勝となりました

池永 いつもどおりに臨みたいと思います。

続いて服部三段にもインタビューが行われました。

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―― 千日手局はいかがでしたか

服部 55手目に▲5八金なら千日手にすると決めていました。

―― 指し直し局はいかがでしたか

服部 51手目の▲5三歩が悔やまれる一手で、△3一玉と寄られて相手の視界が開けてしまいましたね。

―― あとがなくなりましたが

服部 明日はカド番を楽しむくらいのつもりで指したいと思います。

本日はこのあと、18時30分から加古川プラザホテルで交流レセプションが行われます。その模様は後ほど掲載いたします。お楽しみに。

(潤)

終局直後

Photo_58 (千日手指し直し局を制した池永四段。棋戦初優勝まであと1勝とした)

Photo_59 (敗れた服部三段。優勝するには連勝しかなくなった)

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Photo_61 (このあと、両対局者にインタビューが行われた)

池永四段が第1局を制す

110

第9期加古川青流戦決勝三番勝負第1局(千日手指し直し局)は、110手で池永四段が勝ちました。終局時刻は15時27分。消費時間は▲服部三段56分、△池永四段1時間0分(チェスクロック使用)。第2局は明日20日(日)に、10時から同所で行われます。

(潤)

斜めに手をつなぐ銀

107 服部三段は角切りの攻めに踏みきると、銀3枚を斜めに連ねて攻め続けました。まるで手をつないで勝利を手繰り寄せにいっているようにも見えます。

服部三段の反撃

101 図は15時10分頃の局面。服部三段は2二の玉を角で射程に入れると、香頭に銀を立ってライン攻めに出ました。飛車の応援もあり、迫力十分の反撃です。

Photo_56 (千日手局開始前、駒箱を盤の下にしまう池永四段)

(潤)

池永四段が一分将棋に

84 図の△9五同香での考慮中に池永四段が持ち時間を使いきり、一分将棋に入りました。服部三段はまだ13分ほど残しています。

Photo_55 (早指しに定評のある服部三段。模様が悪いとの評判だが逆転できるかどうか)

(潤)

ストラップ

Photo_51 (本日の大盤解説会でチャリティー販売される井上一門勝利祈願駒ストラップ。稲葉八段の名前があり、ストラップにはシルバーの桂の駒がつけられていた)

Photo_52 (袋の裏には稲葉八段の似顔絵が描かれていた)

Photo_53 (「似ていますかー」と、笑顔を見せた稲葉八段)

(潤)

後手ペース

67 図は67手目の局面。服部三段が9七から8八に角を引いたところですが、稲葉立会人は「池永四段がうまく指しているように思います」と、後手ペースの見解を示しました。

Photo_54 (第1局開始前の池永四段)

(潤)

大盤解説会(2)

Photo_44 (大盤解説会場で販売されていた色紙)

Photo_45 (「棋士のまち加古川」扇子)

Photo_46 (谷川浩司九段の色紙)

Photo_47 (大盤解説会場の控室では、神吉宏充七段と村田智弘六段が千日手局を振り返っていた)

 

Photo_49 (いつも明るい神吉七段。加古川市在住だ)

Photo_50 (村田智弘六段は村田女流二段の実兄)

(潤)

大盤解説会(1)

14時頃、大盤解説会場では指し直し局の解説が開始されました。登壇したのは井上慶太九段と村田智穂女流二段でした。

Photo_38 (井上九段と村田女流二段による大盤解説)

Photo_39 (井上慶太九段。地元、加古川市在住で加古川のまちを盛り上げている)

Photo_40 (村田智穂女流二段は高砂市出身)

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Photo_43 (会場のファンの方は1局多く見られると大喜びだった)

(潤)