2021年9月25日 (土)

筋違い角の戦い

Seiryu202109250101_62互いに筋違い角を放つ展開に進み、形勢は難しいようです。

Hattori10(服部四段の26手目△2四歩から前例を離れている)

(飛龍)

大盤解説会(1)

鶴林寺から離れた加古川市立青少年女性センターでは大盤解説会が開かれています。

Ooban01(とある師弟が登壇していた)

Ooban02 (師匠の井上九段。遠慮なく鋭い質問を浴びせていた)

Ooban03(相方は10月1日付で四段昇段する横山友紀三段)

(飛龍)

JR加古川駅周辺(1)

JR加古川駅は「棋士のまち加古川」の表玄関となります。

Kakogawa01 (加古川駅。JR東海道線の新快速停車駅。大阪駅からは新快速で55分ほど)

Kakogawa02 (ホームには厄神行きの加古川線が止まっていた)

Kakogawa03_2 (駅構内には市ゆかりの棋士パネル)

Kakogawa04_2(稲葉陽八段は今年、NHK杯将棋トーナメントで優勝。快挙をたたえる)

(飛龍)

第1局対局開始前

13時30分過ぎ、先に井田四段が入室しました。

Ida03 (左から立会人の西川六段、日本将棋連盟常務理事の井上慶太九段)

Hattori03 (服部四段も13時40分頃に入室した)

Hattori04(上座の服部四段が盤上に駒を散らす。以下、両者は駒を並べていく)

第1局につき、振り駒で先後を決めます。振り駒は駒を並べ終わった後、上座の自陣から歩を5枚取り、広げられた白布の上によく振って散らします。歩が多く出たら上座の対局者が先手、と金が多い場合は下座の対局者が先手です。

Taikyokushitsu05 (記録係の上野三段が白布を広げる)

Taikyokushitsu06(岡田康裕・加古川市長による振り駒)

Taikyokushitsu07(と金が3枚出て井田四段の先手に決まった)

(飛龍)

開始15分、戦型は相掛かりに

Seiryu202109250101_30図は開始15分ほどの局面。相掛かりから先手が7筋の歩を飛車で取る展開になりました。

Taikyokushitsu04(駒を並べ終え、対局開始を待つ両者)

(飛龍)

第1局対局開始

服部四段の振り歩先で、振り駒の結果はと金が3枚。井田四段の先手に決まりました。

Ida01 (先手は井田明宏四段)

Hattori01 (後手になった服部慎一郎四段)

Taikyokushitsu01 (駒を並べる両者)

Taikyokushitsu03(定刻になり、対局開始。両者は深々と一礼を交わす)

(飛龍)

揮毫

検分後、両者は色紙と衝立に揮毫しました。

Kigou1 (並んで揮毫に臨む)

Kigou2(服部四段の筆運びは将棋の指し手同様に思い切りがよい)

Kigou3 (ギュッと落款を押す)

Kigou4 (衝立に揮毫する井田四段。対照的に慎重に書いていた)

Kigou5 (完成品。手前の各棋士の色紙は事前に揮毫されたもの)

Kigou6(衝立には立会人の西川六段の署名も入った)

(飛龍)

検分

対局室に入り、検分が行われました。

Kenbun01 (先に持ち物検査を終えた服部四段が入室)

Kenbun02 (井田四段が続く)

Kenbun03 (上座に就いた服部四段)

Kenbun05 (あとから四段になった井田四段が下座となる)

Kenbun07 (駒の感触を確かめ、盤駒については問題なかった)

Kenbun08 (対局室の明るさや外の様子も確かめる。こちらも問題なし)

Kenbun10(冷房をもう少し利かすことを確認して検分終了。一礼を交わす)

(飛龍)

境内散策

両対局者は記念撮影のあと、境内を見て歩きながら対局場の浄心院に向かいました。

Keidai01 (境内の建物について説明を受ける)

Keidai02 (法華一石一寺塔と、ふりきる門)

指示書に従った行為を順にこなすことで、願いのかなうというパワースポット。 Keidai03(門をくぐる服部四段。左回りに裏側に回っていく)

Keidai04 (パワーストーンのふりきり石。インドの陀羅尼が彫ってある)

Keidai05 (井田四段は念入りに回していた)

Keidai06(長身の井田四段はかなりかがまないと通れない)

記念撮影

両者は鶴林寺に到着後、国宝の本堂の前で記念撮影に臨みました。

Kinen1(マスクをつけ、一定の距離を取って)

Hondo1(本堂全景)

(飛龍)