千日手指し直し局は14時に開始。服部三段が先手で始まった本局は矢倉模様から互いに2枚の銀が四段目に出る急戦調の将棋となりました。
(控室で検討を行う稲葉立会人)
(先手の服部三段)
(後手の池永四段)
(対局開始を待つ両者)
(撮影=夏芽記者)
(潤)
第1局・千日手指し直し局の棋譜中継は、下記のリンク先からご覧ください。
http://live.shogi.or.jp/seiryu/kifu/9/seiryu201910190102.html
(夏芽)
第9期加古川青流戦決勝三番勝負第1局は、65手で千日手が成立しました。終局時刻は13時44分。消費時間は▲池永四段30分、△服部三段12分(チェスクロック使用)。
第1局は駆け引きの末、矢倉模様の将棋となりました。ただ、先手が4七銀。5六歩型に対し、後手は腰掛け銀に構えています。稲葉立会人は「後手は昭和の香りがしますね。対して先手は令和の雰囲気が出ています」と解説しました。
対局開始前、盤側に座る稲葉立会人と、師匠で将棋連盟常務理事の井上慶太九段)
(12時35分頃、稲葉立会人と上野三段が対局室に入っていた)
(12時40分頃、服部三段が入室)
(12時50分前、池永四段が入室)
(岡田康裕・加古川市市長による振り駒。歩が3枚出て池永四段の先手となった)
振り駒の結果、歩が3枚出て第1局の先手番は池永四段に決まりました。
(13時になり、対局者や関係者が一礼して対局が開始された)
(初手▲7六歩を指す池永四段)
(服部三段は2手目に△3四歩と角道を開けると、4手目に△4四歩とすぐに角道を止めた)
検分終了後、両対局者は揮毫に臨みました。
(並んで揮毫に臨む両対局者)
(両対局者が揮毫を終えると、最後に稲葉立会人が筆を取った)
(完成した色紙)
(こちらは木の板に行われた揮毫)
(揮毫を終え、リラックスした表情を見せていた)
記念撮影終了後、対局室で検分が行われました。
(所定の席に着いた両対局者と立会人、記録係)
(駒を手に取る池永四段にアドバイスを送る稲葉立会人)
(玉将を据えたあと、服部三段は背筋を伸ばした)
(検分は10分ほどで終了。このあと、記念の揮毫が行われた)
10時40分頃、鶴林寺に着いた両対局者は記念撮影に臨みました。
(本堂の前で握手する池永天志四段(右)と服部慎一郎三段)
(立会人の稲葉陽八段が撮影の様子を見つめていた)