2021年9月25日 (土)

揮毫

検分後、両者は色紙と衝立に揮毫しました。

Kigou1 (並んで揮毫に臨む)

Kigou2(服部四段の筆運びは将棋の指し手同様に思い切りがよい)

Kigou3 (ギュッと落款を押す)

Kigou4 (衝立に揮毫する井田四段。対照的に慎重に書いていた)

Kigou5 (完成品。手前の各棋士の色紙は事前に揮毫されたもの)

Kigou6(衝立には立会人の西川六段の署名も入った)

(飛龍)

検分

対局室に入り、検分が行われました。

Kenbun01 (先に持ち物検査を終えた服部四段が入室)

Kenbun02 (井田四段が続く)

Kenbun03 (上座に就いた服部四段)

Kenbun05 (あとから四段になった井田四段が下座となる)

Kenbun07 (駒の感触を確かめ、盤駒については問題なかった)

Kenbun08 (対局室の明るさや外の様子も確かめる。こちらも問題なし)

Kenbun10(冷房をもう少し利かすことを確認して検分終了。一礼を交わす)

(飛龍)

境内散策

両対局者は記念撮影のあと、境内を見て歩きながら対局場の浄心院に向かいました。

Keidai01 (境内の建物について説明を受ける)

Keidai02 (法華一石一寺塔と、ふりきる門)

指示書に従った行為を順にこなすことで、願いのかなうというパワースポット。 Keidai03(門をくぐる服部四段。左回りに裏側に回っていく)

Keidai04 (パワーストーンのふりきり石。インドの陀羅尼が彫ってある)

Keidai05 (井田四段は念入りに回していた)

Keidai06(長身の井田四段はかなりかがまないと通れない)

記念撮影

両者は鶴林寺に到着後、国宝の本堂の前で記念撮影に臨みました。

Kinen1(マスクをつけ、一定の距離を取って)

Hondo1(本堂全景)

(飛龍)

大盤解説会情報

3局とも(第2局で決着の場合は2局のみ)対局開始時刻から大盤解説会を行います。

第1局 9月25日(土) 14時~
第2局 9月26日(日) 10時~
第3局 9月26日(日) 14時~ (第2局で決着しない場合のみ実施)

会場:加古川市立青少年女性センター(4階大会議室) ※対局の行われる鶴林寺ではありませんので、ご注意ください。
アクセス:JR加古川駅から徒歩20分、またはJR加古川駅南側バス停3番乗り場よりかこバスで7分、「市役所前」下車
定員:100名
参加料:無料

最新情報につきましては、当日ご来場前に加古川市ウェルネス協会のホームページでご確認ください。

(飛龍)

第11期加古川青流戦決勝三番勝負開幕

おはようございます。2年ぶりに開催された加古川青流戦(加古川市公益財団法人加古川市ウェルネス協会公益社団法人日本将棋連盟主催、神戸新聞社BAN-BANネットワークス共催)は、いよいよ第11期決勝三番勝負を迎えます。昨年に四段昇段を果たした服部慎一郎四段(22歳、中田章道七段門下)と、今年四段昇段したばかりの井田明宏四段(24歳、小林健二九段門下)というフレッシュな顔合わせになりました。対局場は兵庫県加古川市の「刀田山 鶴林寺」の浄心院です。立会人は西川和宏六段、記録係は上野裕寿三段(井上慶太九段門下)がそれぞれ務めます。対局開始予定時刻は以下のとおり。持ち時間は各1時間(チェスクロック使用)、使いきると1手60秒未満の着手となります。

Top(左:服部慎一郎四段、右:井田明宏四段)

棋譜・コメント入力は武蔵、ブログは飛龍が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

(飛龍)

2019年10月20日 (日)

第10期もお楽しみに

以上で第9期三番勝負の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。
第10期もどうぞお楽しみに。

Photo_96 (対局場と大盤解説会場の道中に見掛けた)

Photo_97 

(潤)

感想戦(2)

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(潤)

感想戦(1)

Photo_87 (表彰式後、同所の和室に移動して感想戦が行われた)

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(潤)

表彰式(2)

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Photo_86 (池永四段による、優勝スピーチが行われた)

10

■優勝した池永天志四段のスピーチ■

「本日は、ご観戦ありがとうございました。棋士になって1年半たちますが、加古川青流戦で優勝というひとつの結果を残すことができたのは、すごいよかったかなと思います。この経験を生かしてまた頑張っていきたいと思います」11 (続いて、服部三段もスピーチを行った)

■準優勝の服部慎一郎三段のスピーチ■

「今日は第3局までいったのですが、自分らしい将棋が指せなくて悔いが残っています。また来年、四段としてこの舞台に戻ってきたいと思います。ありがとうございました」

13 (岡田加古川市長から、今期の加古川青流戦の総括が述べられた)

■岡田康裕・加古川市長のあいさつ■

「昨日、今日の2日間にわたりまして本当に大変な熱戦だったと思います。応援してくださる皆さまとともに、素晴らしい第9期の加古川青流戦が開催できました。そして優勝した池永さんにおかれましては、過去の青流戦の覇者はどんどん上にあがって活躍されていますし、服部三段におかれましても、この決勝戦に至るまでに過去の優勝者を打ち負かして上がってこられるなど、本当に素晴らしい活躍をされています。おふた方の今後のますますのご活躍を心から祈念申し上げまして、あいさつと代えさせていただきます」

14 (脇・日本将棋連盟専務理事も総括を行い、表彰式は閉会となった)

■脇謙二・日本将棋連盟専務理事のあいさつ■

「今回、若いふたりの力闘ぶりをご堪能いただけたと思います。特に第2局、服部三段のはつらつとした攻め、指しっぷりは非常に将来の可能性を感じさせる、いい将棋を指したと思います。また、第3局は池永四段が駒組みでリードし、服部三段の持ち味を出させなかったのはうまかったと思いますし、勝ちを見極めた局面で思いきって踏み込んでいく、その攻守の切り替えのタイミングもよかったと思います。最後、服部三段にとっては残念な一局になりましたが、これを糧により一層の成長を期待していますし、池永四段も今回の優勝を機に、次はタイトル、昇級を目指してほしいと思います。本日はご観戦いただき、誠にありがとうございました」

(書き起こし:夏芽記者)

(潤)