対局者入場。
主催者挨拶。
加古川市市長 樽本庄一
「加古川青流戦は日本将棋連盟の理解を得て、神戸新聞社の協力を得て、市内の多くの共催をいただき、平成23年度より開催を致しております。第1期は地元のプレッシャーがあったと思いますが船江五段が制しました。第2期は大本命だったと思いますが永瀬六段が制し、新人王戦とあわせてダブルチャンピオンという輝かしい記録を残されました。第3期は5月の9日から今期の加古川青流戦をスタートさせていただきました。将棋界を担う四段のみなさん、奨励会三段、女流の方、アマチュアの方、総勢44人のトーナメントで始まって、決勝戦を迎えることができました。おふたりがこの青流戦で記憶に残る対戦をしていただきたいと思います。そして記録は大事に公式戦に残ると思います。
先日は第20回の大山康晴賞を加古川市が受賞しました。将棋界に貢献しているとお礼をいただいたわけです。われわれとしても加古川のまちを「棋士のまち加古川」として精進していきたいと思いますこれからもみなさんの支持、ご支援があればありがたいと思っております」
日本将棋連盟会長 谷川浩司九段
「おかげさまで近年は自治体さまが棋戦を主催してくださったり、タイトル戦を誘致してくださったり、またイベントを開催して頂いたりと応援をしてくださっています。ひとえに「棋士のまち加古川」としてタイトル戦、また青流戦、イベントを開催して頂いている加古川市さまのおかげだと思っております。
第1期、第2期とドラマがありましたが、今年の特徴は佐々木四段と千田四段ということで2人とも19歳の新鋭と。また今年、はじめて東西対決となります。第1局が始まるまでは2人で全棋士の勝率1位を争うという、それぐらい充実している2人だということです。明日も熱戦が繰り広げられると思いますが、大盤解説会、神戸新聞紙上、BAN-BANネットワークで中継もされます。ぜひ楽しんで頂ければと思います」
対局者・関係者紹介
左から、佐々木勇気四段(対局者)、井上慶太九段(立会人)、冨田誠也三段(記録係)、千田翔太四段(対局者)
(書き起こし=吟、写真=八雲)