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2013年10月27日 (日)

第3局開始

Img_1906振り駒で先手を引いた千田四段。初手は▲2六歩だった。

Img_1910佐々木四段は△3四歩と応じた。

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7駆け引きのある序盤から、矢倉模様に進行しています。

(八雲)

終局直後(第2局)

Img_1825大逆転で終局直後の対局室は重苦しい雰囲気。

Img_1827インタビューでは笑顔が見られた。

【千田四段】
「第3局につなげられてよかったです。時間については今日も短かったですね。最終局も頑張ります」

Img_1833くちびるをかみ締めながらインタビューに応える。

【佐々木四段】
「途中よかった局面もあったと思うのですが、勝ち切ることができませんでした。気持ちを切り換えて第3局に臨みたいと思います」

第2局の終局が遅くなったため、感想戦はごく簡単なもので終了しました。
また、第3局は開始を30分遅らせて、14時30分開始と決まりました。

Img_1865

第2局棋譜。

(八雲)

162手で千田四段が制す 1勝1敗に

Seiryu201310270101162

第2局は162手で千田四段が制して三番勝負は1勝1敗になった。

チャンス到来

134寄せに出た先手ですが、▲3四桂~▲1六歩の構想がやや甘く、図の△3九角で後手にチャンスが出てきたようです。1分将棋の中、形勢が揺れています。

(八雲)

佐々木四段、踏み込む

127

12時50分過ぎ、△6四桂の両取りに対して、佐々木四段は馬を切る強手を繰り出しました。次に▲2四歩と取り込んで寄せに出ると思われます。
「今日は佐々木四段の慎重な指し回しが続いていましたが、やっと佐々木さんらしい攻めが出ましたね。先手がリードを広げていると思います」(稲葉七段)

(八雲)

天王山の馬

109

12時40分頃の局面。先手は馬を天王山に引き付けました。絶大な厚みを築いており、駒得も果たしています。
「はっきり先手優勢だと思います」(船江五段)

Img_1681加古川名物「かつめし」のパンフレット。

(八雲)

第2ラウンド

94

佐々木四段が▲8七歩と打ってキズを消しにいけば、千田四段も力強い駒音で△2三銀と自陣を補強しました。
「これは……。第2ラウンド開始という感じですね」(久保九段)

第1局に続いて、本局も大熱戦になりそうです。

Img_1666加古川市役所には、青流戦の垂れ幕がかけられている。

(八雲)

超速の着手

73

12時を回ったところで、佐々木四段が▲6五銀と桂を食いちぎって動きました。以下△同歩に▲1五香△1四歩▲2六桂△7四飛▲1四香△8五歩と進んでいます。この間佐々木四段は、0.3秒ぐらいのスピードで着手しましたが、△8五歩を見て手が止まりました。その局面で佐々木四段も持ち時間を使い果たし、双方1分将棋に突入しています。

Img_1672対局場の「加古川市立青少年女性センター」。対局は3階で行われている。

(八雲)

歩得が大きい

62

11時55分頃の局面。
先手はじっくり駒組みする方針を選択しました。現在先手は2歩得で、持ち歩の数も先手の3歩に対して、後手は0。控室ではこの差が大きいと見られて先手持ちの見解は変わっていません。
対局室には、千田四段が秒を読まれる声が響きます。昨日と同様に中盤で時間を使い果たした千田四段。この難局を乗り切れるでしょうか。

Img_1801解説会は、加古川ゆかりのトッププロ久保利明九段と長谷川優貴女流二段が登場。

Img_1816「こういう将棋は指したことがないから解説が難しいですけど、どっちかを持てと言われたら、3歩持っている先手を持ちたいですね」(久保九段)

Img_1812久保「千田さんは関西の棋士ですが、長谷川さんは記録を採ったことはありますか?」
長谷川「はい。一度記録を採らせていただいたんですが、感想戦が終わった後にすごく詳しく教えていただいたことがあります」

(八雲)

受け方がわからない

52「▲5六飛~▲8六飛の狙いをどう受けるのかわからないです。先手が指しやすい展開だと思います」(稲葉七段)

実戦は図から▲7八玉と進み、その局面で千田四段が持ち時間を使い切って1分将棋に入っています。佐々木四段はまだ20分ほど残しています。

Img_182311時40分頃の控室。斎藤慎太郎五段(中央)が来訪し検討に加わった。

Img_1799解説会は、神吉七段の爆笑トーク中。
「○○のギャラっていくらか知ってますか? 実はめっちゃ……」(神吉七段)

ここでは書けない話のオンパレードでした。

(八雲)