角の関係が逆転
大盤解説会は、谷川九段が登場。
「2手前は後手の角が通っていて、先手の角の働きが悪かったわけですが、いまはその関係が逆転していますね。後手は角をどう使っていくかが課題です」(谷川九段)
谷川九段の解説の局面がこちら。2手前は、先手の角が8八、後手の3三桂が2一にいた。
解説の相手を務めるのは船江五段。
「船江さん、今日は解説で真面目なことしか言ってなかったですね」と、関係者の声。相手が偉大な大先輩ということで、緊張気味のようだ。
解説会場には多くのお客さんが詰めかけている。
船江「千田さんは、今日も早い段階から時間を使っていますね」
谷川「昨日の棋譜も見たのですが、序中盤から時間を使ってしまい、勝負どころを迎える前に1分将棋になっているんですね。これでは、実戦的に勝ちづらいでしょうね」
船江「谷川先生は時間の使い方をどのようにされていますか」
谷川「相手とあまり差が付かないには気を使っています」
(八雲)