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第3局を102手で制し、第3期加古川青流戦は2勝1敗で佐々木四段が優勝を決めた。終局は17時4分。消費時間はともに1時間。
(吟)
大盤解説会は斎藤五段(左)と船江五段のコンビ。
「この形は、先手は▲2五歩と伸ばしているため、▲3七桂~▲2五桂の筋がない。その分だけ先手の駒組みが少し遅れている印象を受けるんです。少しだけ損をするイメージですね。もちろん、名人戦でも出た形ですし、先手が悪いというわけではないんですが」(船江五段)
船江「第1局、第2局と千田さんが先に持ち時間を使い果たしましたが、持ち時間が少なくなってくると追い詰められたような気がするんですが、1分将棋になってしまうと開き直れるということもありますね。千田さんは、そういうつもりで時間を使い切っているのかもしれない」
斎藤「確かにそうかもしれませんね。1分将棋になってから、指し手がどんどん冴えてくる印象があります」
(八雲)