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2026年8月22日 (土)

長考の理由

20260822_080検討されていた△7八香まで進みました。(1)▲4三竜△7九香成▲9七玉△8九成香▲7五桂△6四金▲同角成△7四桂▲同馬△同歩▲8四桂が長い時間をかけてひねり出された検討手順のひとつ。これで先手が勝ちそうという話でした。▲8四桂が詰めろかどうかも定かではないですが、後手は角2枚を持っても先手玉を寄せづらいからです。ただ、後手は玉頭戦に持ち込むことはできます。玉頭戦は攻防手の宝庫。逆転を狙う側はまぎれを生みやすい戦いになります。

実戦はノータイムで(2)▲7七玉でした。長時間の検討で一切出てこなかった手。福間女流四冠が75手目▲5九金寄に30分近くもかけたのは、この手の発見に時間がかかったからでしょう。とはいえ、▲7七玉は玉が前に出ていくのだから相応のリスクも伴います。決断の一手です。

Dsc_6082(午前中から熱心に検討を続けてきた二人。いまも活発に意見を出し合っている)

Dsc_6106(後輩の検討を見守りながら意見を出す中村太八段。△7八香も中村太八段の指摘だった)