15時、両対局者それぞれの控室に午後のおやつが出されました。一部飲み物は対局室に運ばれます。里見白玲は京都宇治の平飼いたまごのプリン、フルーツ盛り合わせ(いちじく、メロン、シャインマスカット、巨峰、京丹後梨)、桃ジュース、オレンジルイボスティー、ミルクアールグレイティー。西山女流三冠は北海道あずきの豆大福とフルーツ大福、アイスカフェオレ、桃ジュース、コカ・コーラ、辻利緑茶。アイスカフェオレと桃ジュースは対局再開時に前倒しして出すようリクエストがありました。
上図で糸谷八段と小林七段は▲5六歩を示していました。歩の下にいない銀に向かって歩を伸ばして圧をかける発想です。
「居飛車党としては自然ですが、振り飛車党にとっては自然ではないのかもしれません」(糸谷八段)
果たして西山女流三冠の指し手は▲5六飛。この手は両対局者と同じく振り飛車党の石本女流二段が示しており、糸谷八段、小林七段は感心しきりの様子でした。
「▲5六飛は見えなかったなあ。歩を伸ばしていくことばかり考えていた」(小林七段)
「▲6六歩△6四歩▲6五歩のような展開のとき、飛車が7六よりも5六のほうが利いているかと思いました」(石本女流二段)
「なるほど、指されてみるといい手に見えてきた」(小林七段)