« 2022年10月 | メイン | 2023年10月 »
戦型はふたりの対戦でいちばん多い、相振り飛車です。本局は△5三銀上まですでに前例がなく、相振り飛車らしい力戦形で構想力が問われる展開になっています。
おはようございます。本日のスケジュールは以下の通りです。
09:00 対局開始
10:00 午前のおやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
14:00 現地大盤解説会開始
15:00 午後のおやつ
?????? 終局
【ひゃくまんさん】
https://hyakumansan.jp/
前夜祭の最後は立会人の木村九段、大盤解説を担当する飯塚八段と加藤結女流初段、記録係の野原未蘭女流初段による見どころ解説です。その一部を紹介しましょう。
加藤結「私は金沢に初めて伺いました。とても楽しみにしていました」
木村「私は何度か来させていただいていて。タイトル戦でも来たことがありますし。のど黒が美味しくて。日本酒も美味しいですよ。でも、今日は自粛しないと、明日の朝、大事な役割があるので(笑)」
飯塚「私は大盤解説会を加藤さんと一緒に担当します。立会人の木村先生も来てくださると思いますので、みなさん是非、来ていただければ嬉しいです」
野原「私は富山の出身ですので、金沢は何度も。前夜祭にお越しいただいたみなさまも、顔なじみの方も大変多いので。今回、記録係として金沢に来ることができて大変嬉しく思っています」
(飯塚八段。「女流順位戦ができたことで、将棋の内容が一段と上がったように感じます。対局が増えて勉強になっているのが大きいのでしょうね」と語る)
(加藤結女流初段。大山名人杯第31期倉敷藤花戦で挑戦者決定戦に勝ち進み、西山女流三冠と対戦する。タイトル初挑戦となれば、里見倉敷藤花と盤を挟む)
(北陸出身の野原女流初段。 昇級して臨んだ第3期女流順位戦B級では、大混戦のなか5勝4敗で残留した)
本日の中継は以上で終了です。明日の対局開始、9時をお楽しみに。
(書き起こし=八雲 撮影=紋蛇)
(明日の意気込み 里見白玲)
「私が金沢に来させていただくのは、確か5~6年前に初めて対局者として来た記憶があります。そのときは、大変食べ物も美味しくて、人も温かくて、最高の印象でした。また、こうして対局者として、ここに来ることができてすごく幸せに思っております。ファンの方にもこうしてお会いできたことを嬉しく思っております。明日は第3局が始まりますが、自分の力を精一杯出し切れるように頑張って参ります。明日もお世話になりますが、どうぞよろしくお願いいたします」
(明日の意気込み 西山女流三冠)
「今回、金沢市に伺いますのは、第1期白玲戦以来となるのですが、その際に大変温かくお出迎えいただいて。また、土地柄の美味しいご馳走もたくさんいただきまして、本当に印象に残っておりましたので、今回またこうして対局者として来られたことを大変嬉しく思っております。明日の第3局ですが、変わらず自分らしい将棋を求めて頑張って参りたいと思っております。本日はありがとうございました」
「優雅な街、金沢で、ファンの方々をうならすような一局になることを期待したいと思っております」
乾杯後、対局者は明日に備えて退場しました。
(書き起こし=八雲 撮影=紋蛇)
18時より、前夜祭が行われました。その模様をお伝えします。
(主催者挨拶 西浦三郎・ヒューリック株式会社代表取締役会長)
「今期は1勝1敗という形になっておりまして、これから第3局が始まります。里見さんも、西山さんも、女流棋士の中で双璧の力をお持ちになっています。明日は大変楽しみな対局になるのではないかと思っています」
(主催者挨拶 清水市代・日本将棋連盟常務理事)
「地元金沢のみなさまに温かく迎えていただき、大変嬉しく思っております。里見白玲、西山女流三冠、お二人だからこそわかりあえる駆け引きや読み、勝負勘や空気というものをひしひしと感じることがございます。是非、盤上だけでなく、盤外での駆け引きや読み合い等もご覧いただいて、お楽しみいただければと思います」
(来賓挨拶 村山卓・金沢市長)
「第3局の対局の地をこの金沢に選んでいただきました。感謝を申し上げたいと思います。この前夜祭が非常に盛り上がって開催されましたことを非常に嬉しく思っています。1対1で迎えた3局目ということで、非常に大事な対局になるかと思います。金沢から将棋の文化が広がっていくことを期待しています」
(書き起こし=八雲 撮影=紋蛇)