関係者食事会(2)
「本日はお忙しいなか、多くの方にお集まりくださいまして、ありがとうございます。先ほど、短い時間ではありますが、東京大学柏キャンパスの見学、また自動運転バスのほうにも乗車させていただきました。最先端の研究の現場を見ることができ、大変、刺激になりました。明日から対局がありますが、盤上においても新しい可能性を追求する姿勢を持って臨めればと思います」
「皆さん、こんばんは。本日はお忙しいところ、たくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。本日、初めて柏市の街に来させていただきました。本当に自然豊かで風が心地よい、住みやすい街だなと思いました。少し肩の力を抜けるような、いい意味でリラックスできるような場所だなと感じました。また、自動運転というのも初めて経験させていただきまして、とても面白いなと感じました。日本の今後の将来はどのようになっていくのか、というのを考えさせられました。こういったリラックスした時間を得たなかで、第3局、自分がどのように向かっていくかというのが大事になってくると思います。いままでの経験を踏まえて、全力を尽くしていければと思っています」
「当地で第3局が行われること、本当に感謝しております。これで終わりではなくて、今日が始めだと私は思うわけであります。これが柏の将棋文化の発祥の第一歩、1日目だと私は思っております。これからも皆様にご協力をお願い申し上げる次第であります。それでは、明日は素晴らしい将棋を見せてもらえることを祈念いたしまして、乾杯!」
本日の中継は以上です。明日もよろしくお願いいたします。
関係者食事会(1)
18時から「三井ガーデンホテル」で関係者食事会が行われました。両対局者や関係各位のあいさつを紹介します。
「五番勝負のおやつは、対局されるお二人に好みをお聞きして、ご用意させていただきました。私どもの製品が、疲れた頭脳の栄養補給になり、また、心身の癒やしになれば幸いでございます。明日の対局は日本中の将棋ファンが注目しておられますから、叡王戦の歴史に新たな一ページを残すような大熱戦になることを期待しています」
「ここ1、2年でAIを使った研究がプロ棋士の間でも導入されてきました。それによりまして将棋の新たな一面といいますか、奥深さが見えてくることが多くなりました。今期の第1局、第2局も、いままでにない新しい時代の序盤戦から中、終盤戦となっております。いよいよ第3局ですが、両対局者におかれましては、全力を出しきって素晴らしい棋譜を残していただきたいと思いますし、ファンの皆様におかれましては、明日からの対局をご注目いただいて、楽しいひとときを過ごしていただけたらと思います」
「私たちは投資信託という、目には見えないものを販売させていただいております。以前、藤井叡王が『盤上は宇宙のように自由で、いろんなことができる』とおっしゃっていましたが、私たちの投資の世界もとても広くて、なかなか形を見せることができません。形がないものをお伝えするのは難しいのですが、私たちが行っているのは『顔が見える投資』です。1度ホームページを見ていただければと思います。明日からのお二人のご健闘をお祈りします」
「柏の葉は、いまや日本を代表するスマートシティになりました。直訳すると『賢い街』ということになります。このスマートシティで、スマートなお二人の、ホットでかつクールなバトルが繰り広げられます。そして、この場所から新たなレジェンドが生まれると考えただけでワクワクしています。対局に当たりましては、最適な環境を提供させていただくとともに、円滑な運営にご協力できますよう、スタッフ一同、全力でサポートして参りたいと思います」
「将棋のタイトル戦につきましては、本市におきましても2011年、国指定重要文化財である旧吉田家住宅において、第82期棋聖戦五番勝負が開催されました。また、叡王戦につきましては、柏市在住の石田和雄九段が指導された高見泰地七段が第3期叡王になったということで、大変ご縁のあるタイトル戦でもございます。明日の大一番がお二人にとりまして、その力を出し尽くす対局になりますことを祈念いたします」
「私の生まれ育った土地で叡王戦が行われるということで、こんなに素晴らしいことはありませんし、大変な名誉だと思っております。いまでも石田九段にときどき教わって、柏の道場に顔を出させていただております。私は小さい頃から将棋が大好きでして、柏市で将棋文化が根付くことを、心から願っています」
(書き起こし=玉響 撮影=琵琶)
揮毫
対局検分・インタビュー
第3局は千葉県柏市で開催
藤井聡太叡王に出口若武六段が挑戦する第7期叡王戦五番勝負。藤井叡王が第1局、第2局と連勝し、第3局を迎えました。対局は明日、5月24日(火)9時から千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」で行われます。立会人は石田和雄九段、記録係は中沢良輔三段(飯野健二八段門下)。現地大盤解説会(事前申し込み制のため、当日参加は不可)は高見泰地七段、加藤結李愛女流初段、PC操作を勝又清和七段が担当します。
対局開始は9時、昼食休憩は12時から1時間、おやつは10時と15時です。持ち時間はチェスクロック使用の各4時間、使いきると1手60秒未満での着手となります。第3局は藤井叡王が先手です。
中継は棋譜・コメント入力を玉響、ブログを琵琶が担当します。よろしくお願いします。
【主催:株式会社不二家】
https://www.fujiya-peko.co.jp/eiou/
【特別協賛:ひふみ】
https://hifumi.rheos.jp/
【特別協賛:株式会社SBI証券】
https://www.sbisec.co.jp/
【協賛:中部電力株式会社】
https://www.chuden.co.jp/
【協賛:株式会社豊田自動織機】
https://www.toyota-shokki.co.jp/index.html
【協賛:豊田通商株式会社】
https://www.toyota-tsusho.com/
【協賛:三井不動産】
https://www.mitsuifudosan.co.jp/
感想戦
(ハキハキと振り返った)
(千日手局と指し直し局が振り返られ、26分で終了した)
本局の中継は以上で終了となります。ご観戦いただき、ありがとうございました。なお、対局場の名古屋東急ホテルでは、明日から『勝負めし「名古屋コーチン親子オムライス」セット』が提供されます。そちらの案内もぜひご覧ください。
大盤解説会に登場
(出口六段。本局の和服が師匠・井上九段に贈られた話になり、「第1局は父にプレゼントされたもので、どちらも大変ありがたいこと」と感謝を述べた)
【大盤解説会場でのインタビュー】
室谷 対局お疲れ様でした。まずは勝たれました藤井叡王、千日手局も含めて2局指されましたが、本日を振り返られていかがですか。
藤井 タイトル戦で千日手になったのは初めてでしたが、自分なりに精一杯指せたのではないかと思います。
室谷 本日は地元である名古屋での対局でした。そのあたりはいかがでしたか。
藤井 叡王戦は前期も2局、名古屋で開催していただき、今回またここで戻ってこれて、指せることをうれしく思っていました。
室谷 次の第3局は5月24日でもう9日後と迫ってきています。次戦に向けての抱負をお願いいたします。
藤井 まずは本局をしっかり振り返って、その課題を第3局で修正していきたいと思います。
室谷 続いて、出口六段、本日、初めてタイトル戦で千日手を経験されましたが、そのあたりはいかがですか。
出口 ちょっと千日手指し直し局がダメな内容になったというのがあったので、集中力がもうちょっと長く続くように、頑張りたいと思います。
室谷 千日手になったのは意外だったところもあったのでしょうか。
出口 ちょっとまずくしてしまったところもあったように思ったのですが、その前はもしかしたらいい流れもあったのかと思いますし、千日手は流れからいくと妥当というような気がしました。
室谷 この第2局では師匠である井上慶太九段からいただいた和服での対局とお聞きしたのですが、それを着ての対局はいかがでしたか。
出口 (フフフと笑ったあと)、いや、ほんとにありがたいかぎりで、ちょっと言葉が出てこないんですけど、第1局は父から、この第2局は師匠からということで、本当にありがたいことだなと思っています。
室谷 初めての名古屋対局はいかがでしたか。
出口 本当にいい環境を用意していただいて、本当に集中して指すことができました。
室谷 次戦、5月24日の第3局への意気込みはいかがでしょうか。
出口 しっかり反省して、次に臨みたいです。
(書き起こし=潤)
終局直後
(千日手指し直し局で快勝した藤井叡王。防衛にあと1勝に迫った)
【終局直後インタビュー】
―― 藤井叡王から指し直し局を振り返ってください。
藤井 途中から攻め込んでいったんですけど、リスクの多い指し方で、ちょっと判断のつかない局面が多かったです。
―― 踏み込んだというのは、藤井叡王がですか?
藤井 あーそうですね、はい。
―― 玉頭に馬を作られました。
藤井 こちらの攻めが細い攻めで続いていたということもあって、形勢がどうなのか、よく分からないまま指していました。
―― 出口六段はいかがですか。
出口 ▲2一角を見落としてしまって。ただ、悪いながらももうちょっと粘る順があったのではないかと。
―― 千日手局はいかがでしたか。
藤井 途中で失敗してしまって、どう勝負するかと。千日手は仕方がないのかなと思いました。
出口 攻め方を間違えてしまった気がします。千日手になるのかも分からず、千日手はしょうがないかなと。
―― 藤井叡王はおやつに不二家さんの「コロコロくまさん」を頼まれました。
藤井 前期は「コロコロしばちゃん」をいただいて、今期は「コロコロくまさん」をいただいたのですが、チョコの味が前期とはまた違った美味しさがありました。
―― 出口六段は初の名古屋対局でした。食事などはいかがでしたか。
出口 名古屋の食事はすごく美味しかったです。
―― 藤井叡王はこれで2連勝となりました。
藤井 内容をしっかり振り返って、次につなげられればと思います。
―― 出口六段はいかがでしょうか。
出口 指し直し局に見落としがあったので、もうちょっといい内容にできるように頑張りたいです。
(書き起こし=潤)




























