外交関係樹立60周年記念将棋教室(2)
外交関係樹立60周年記念将棋教室(1)
午後からはJAPAN CREATIVE CENTREで日本・シンガポール外交関係樹立60周年記念将棋教室が行われました。
「本日は将棋教室に多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございます。将棋は知れば知るほど奥が深く、面白いゲームだなと感じております。ぜひ今回の将棋教室がシンガポールの皆様に将棋を親しんでいただくきっかけになればうれしく思います。ぜひ今日は将棋をお楽しみください。どうぞよろしくお願いいたします」
「今日は多くの皆様に将棋教室にお越しいただきましてありがとうございます。私は将棋を始めてから25年が経つんですけれども、将棋を始めたときから変わらずにその魅力をずっと長く感じています。そのようなゲームが将棋なんだなと思っています。皆様にも将棋の面白いところを少しでも発見していただいて、もし面白いな、興味が持てるなと思うところがある限り、ずっと長く楽しめる競技ですので、楽しんでいただければなと思います。今日もぜひお楽しみください」
「将棋に触れるのが初めてという方もいらっしゃったかと思うんですけれども、これをきっかけに将棋、そして日本の文化に親しんでいただければ幸いです。今年はシンガポールと日本の外交関係樹立60周年ということで、これからもさらに両国の交流が深まるように祈念しております」
アジア文明博物館(4)
博物館を見学した伊藤叡王は「王座戦で来たときにくらべて装飾の色合いが鮮やかになっていました。歩の位置が間違っていましたが、実際の局面を展示していただくというのは本当に貴重でありがたい機会だと思います」と話し、斎藤八段は「国ごとに展示品がわかれていて見学しやすいと思いました。多くの見学者がおられたので関心のある場所になっていると感じました」と語りました。
アジア文明博物館(3)
アジア文明博物館(2)
アジア文明博物館(1)
対局翌日の4月4日にはアジア文明博物館(ASIAN CIVILISATIONS MUSEUM)で3月のライオン特別展開会式典が行われました。
(クレメント・オン・アジア文明博物館館長・左と河邊章子ジャパン・クリエイティブ・センター所長)
――今回の海外対局を振り返っていかがでしたか。
伊藤「シンガポールという海外で対局をするのは、本当に特別な機会だと感じておりました。私は昨年もシンガポールで対局させていただいたんですけれども、また今回は前回きたときと違う、いろいろなシンガポールの魅力を感じることができて、とてもリフレッシュして充実して対局に臨むこともできました。対局の環境も本当に素晴らしいものを整えていただき、気持ちよく快適に臨むことができたかなと感じております」
斎藤「私は今回初めてシンガポールにやってきまして、本当に新しい体験を多く、そしてまた貴重な経験をさせていただきました。対局場のシンガポール日本人会の皆様、在シンガポール日本国大使館の皆様、JCCの皆様、そして今回の運営に携わった皆様に優しくおもてなしをしていただき、普段とそれほど大きく変わりなく、とてもよい環境で対局をさせていただけたので、充実した時間になっていたと思います」
感想戦
両対局者が大盤解説会場へ
終局直後の対局室
【勝った伊藤叡王のインタビュー】
――序盤はいかがだったでしょうか?
伊藤「飛車交換になる展開はそんなに前例がないと思うのですが、そのあとは手探りで進めていて。▲1五歩(37手目)と伸ばした手は緩手だったのかなという気がして、▲3五飛と打ったほうがよかったのかなと感じていて、昼食休憩のところは自信がなかったです」
――後手の攻勢が続いていたと思いますが、中盤はいかがでしたか?
伊藤「かなり後手に選択肢の多い展開で、こちらとしては離されずについていけるかだと思っていました」
――終盤はいかがでしたか?
伊藤「3三の飛車が使えない展開になってきて、そのあたりから少しずつ面白くなってきたのかなという気がしていました。ただ、最後まで際どい局面が続いていたかなと思います」
――勝ちを意識したのはどのあたりですか?
伊藤「▲5六角(113手目)と引いたところで勝ちになっているような気がしました」
――一局の総括をお願いします。
伊藤「飛車を持ち合う展開は珍しいと思いますが、その後のバランスの取り方に課題が残った将棋でした」
――シンガポール対局について。
伊藤「今回もシンガポールの魅力を知ることができましたし、貴重な経験をさせていただいたと思います。対局も普段通りに臨むことができました」
――次局の抱負をお願いします。
伊藤「いいスタートを切ることができたので、次も引き続きしっかり準備をして臨みたいと思います」
【敗れた斎藤八段のインタビュー】
――序盤はいかがでしたか?
斎藤「珍しい将棋を目指した感じで、飛車交換になる華やかな展開で指してみたいと思っていて。少し楽しみが多くなってきたかなという場面を感じていましたが、ひと押しが見つからなかったです」
――中盤は主導権をにぎっている感じはありましたか?
斎藤「なにかよくなる筋があればなという感じではありましたが、選択肢が多いので正確に指すのは難しいんだろうなというか、手応えがあるという感じでもなかったです」
――自信がなくなったのはどのあたりですか?
斎藤「3三に飛車を打っていけそうに見えてしまったのですが、進むとずっと負担で。先手の角2枚のほうが大きかったので、飛車を打たないほうがよかったのか、もともと難しかったのか、ずっとわからなかったなという感じでした」
――一局を振り返っていかがでしたか?
斎藤「後手番ながら楽しみのある将棋にはできていたかなとは思うのですが、中、終盤の力が及ばずといいますか、じわじわ時間を削られてしまって。頑張りが足りなかったという気がします」
――初の海外対局について
斎藤「普段にない貴重な経験というか、前々日に入ってという行程だったので、今までにない体験と、それもありつつ対局は普段通りの環境、むしろ普段以上に充実したといいますか、おもてなしをいただきました。普段以上にいい環境を作っていただきました」
――次局以降の抱負
斎藤「少し空きますので、いろいろと準備をして巻き返せるような展開を目指したいと思っております」

















































