2025年5月26日 (月)

2025052647

両者ともじっくり時間を使ってスローペースで進行しています。まだ本格的な戦いは始まっていません。大盤解説会には佐藤康九段が登場し、「1時間で2、3手しか進まないかもしれません。これは長くなりますね」と話していました。

20250526dsc094562

15時、午後のおやつの時間になりました。伊藤叡王は「チョコミントケーキ」とアイスティー。斎藤八段は「ホームパイチョコだらけケーキ(北海道産とうもろこし)」、カモミールティー、ホットのカフェオレを注文しました。「チョコミントケーキ」はさわやかなミントクリームとザクザクとしたチョコクリームが楽しめます。「ホームパイチョコだらけケーキ(北海道産とうもろこし)」はとうもろこしのムースとクリームにチョコクリームとチョコソースをかけ、斎藤八段お気に入りのお菓子「ホームパイチョコだらけ」が飾られています。

20250526dsc09119

20250526dsc09124

14時、現地大盤解説会が始まりました。三枚堂七段と和田あき女流二段が初手からの進行を振り返っています。序盤の駒組みの注意点や狙い筋を丁寧に解説していました。

20250526dsc09425

20250526dsc09421

20250526dsc094342

昼食休憩明けの再開が近づき、斎藤八段が対局室に戻ります。伊藤叡王は定刻を少し過ぎてから戻りました。佐藤康九段が見守る中、両者とも険しい表情で盤面を見つめています。ピリピリとした緊張感が漂っていました。

20250526dsc09313

20250526dsc09320

20250526dsc09363

20250526dsc093912

20250526dsc09340

20250526dsc09403

2025052639

12時30分、伊藤叡王が12分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲斎藤八段1時間30分、△伊藤叡王59分。昼食は両者とも「高知四万十うなぎのうな重」と烏龍茶。うな重には小鉢、肝すい、奈良漬け、果物、サラダ、仁淀川山椒がセットになっています。偶然、同じ注文になりました。対局は13時30分に再開されます。

本局で使われている駒は掬水作、水瀬書の盛上駒です。

20250526dsc09309

20250526dsc09303

20250526dsc09301

20250526dsc09305

20250526dsc09306

現地で三枚堂七段と和田あき女流二段がABEMAの中継に出演しました。和田女流二段が向かった先は「ルーフトップバー」。ドアを開けると目の前に東京湾が広がり、心地よい風が感じられます。カウンターではバーテンダーに扮した三枚堂七段が待っていました。和田女流二段に「いつもの」として差し出したのは、ノンアルコールのピニャ・コラーダ。浦安市PR大使でもある三枚堂七段は和田女流二段とともに、スタジオと笑顔でやり取りしていました。

20250526dsc09151

20250526dsc09152

20250526dsc09168

20250526dsc09214

20250526dsc09226

20250526dsc09241

20250526dsc09282

2025052632

戦型は角換わりに進んでいます。第1局から第3局まで相掛かりが続いていたため、三枚堂七段は「挑戦者が流れを変えるために指すのでは」と予想していました。角換わりといえば昔から腰掛け銀が主流でしたが、近年は早繰り銀が見直されてタイトル戦でもよく見るようになっています。本局は互いに飛車側の端の位を取っているのが珍しく、先手は金銀3枚の矢倉に組んで守備的、後手は浮き飛車に構えて攻撃的と、双方の布陣に特徴が見えます。佐藤康九段は「茫洋とした戦いになって一手一手が難しくなりそうです。長い中盤戦になることが予想できますね。このシリーズはお互いに中盤で時間を使うことが多いですけど、本局も斎藤八段がそうした展開を志向しています。伊藤叡王は隙あらばポイントをあげようとしていますが、それができないと、じっくりした展開になると思います」と今後の展望を語りました。

20250526dsc09130

叡王戦五番勝負では対局者に不二家のおやつが提供されます。10時30分、午前のおやつの時間になりました。伊藤叡王は「金と銀」とアイスティー、斎藤八段は「ペコちゃんのツインほっぺ(埼玉県産あまりん&ミルキークリーム)」とオレンジジュースを注文しました。「金と銀」はカスタードクリームとシャンテリークリームの2種類を使ったシュークリーム。「ペコちゃんのツインほっぺ」はスポンジにイチゴクリームとミルキークリームが入っています。

20250526dsc09102

20250526dsc09097

朝は関係者の待つ対局室に挑戦者、叡王の順に入室しました。伊藤叡王は伊藤流、斎藤八段は大橋流でそれぞれ駒を並べていきます。定刻の10時、立会人の佐藤康九段が開始を告げて対局が始まりました。

20250526dsc08967

20250526dsc08977

20250526dsc09042

20250526dsc09074

20250526dsc090872

2025年5月25日 (日)

本局の模様はインターネットTV「ABEMA」で中継されます。解説は鈴木大介九段と村中秀史七段、聞き手は加藤結李愛女流二段と脇田菜々子女流初段です。

【ABEMA】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/Cmp5T3rV32EQz3

20250526abema

日本将棋連盟のYouTubeチャンネルでは、終局後に窪田義行七段と井出隼平五段による振り返り解説をライブ配信します。開始は22時の予定です。

【日本将棋連盟 YouTube】
https://www.youtube.com/watch?v=LeVybFBavR4

20250526jsa