2024年5月 1日 (水)

前夜祭(2)

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(特別協賛挨拶 藤野英人・レオスキャピタルワークス株式会社代表取締役会長兼社長 CEO&CIO)

「レオスキャピタルワークスの藤野と申します。第6期から特別協賛という形でスポンサーの一員になりました。第6期はコロナ真っただ中、第7期、第8期もコロナの影響がありました。第9期はこのように名古屋の前夜祭で、たくさんの方々にお会いすることができて本当に嬉しく思っております。
 実際にこのスポンサーをやってみて、将棋もチーム戦だなと思いました。将棋は1対1の対局ですが、様々な方が支えているチーム戦です。もちろんその中で最も重要なサポーターは皆さんだと思います。
 私は投資の仕事をしています。『投資』と『投機』はどう違うんだという話がありますが、もともと『投機』は禅の言葉なんですね。お師匠さんが『生きるとはどういうことか』と問うと、弟子が『食うて寝ること』と答える。では『食うて寝ることとは何か』。そういうことを無限にやり取りする禅問答を投機と言います。それがマーケットという意味になったのは、買い手が意見を出して、売り手もいろんな意見を出して、それで値段が決まり、値が上がったり下がったりするところが師匠と弟子のやり取りのようだ、ということだそうです。将棋の対局もある種、禅問答のようなものかなと思います。無限の問いを繰り返して将棋の神様の正しい道を探しているのかなと。将棋、囲碁に何か崇高な感じがあるのは、そういう真理の追求という面があるのかなと思います。
 私と藤井聡太叡王がYouTubeで対談したときに『真実を発見したい』ということを話されていました。問いを積み重ねていくことで新たな真実をつかんでいくのかなと思います。第3局はおふたりの問いの連続によって、おふたりが追究する真理を一緒に楽しめたらいいなと思っています。明日はとても楽しみです」

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(協賛社挨拶 中西英夫・中部電力株式会社専務執行役員)

「私ども中部電力がこの叡王戦に協賛をさせていただいておりますのは、今回で3期目でございます。この間もますます盛り上がりを見せております将棋界で、特にこのエリア(中部地方)に縁の深い皆さんが多数おられまして、非常に明るい話題をいただいております。
 将棋界の盛り上がりに私どもも少しでもあやかろうということで、少しだけちょっとPRをさせていただきます。実は藤井叡王にご出演いただいているCMを少し前に作成をさせていただき、現在放映をしております。ただこの地域に限っておりますのでなかなかご覧いただけないのは誠に申し訳ございませんけれども、ホームページ(下記URL)でも掲載しておりますので、またメイキングなど含めてご覧いただければいただければというふうに思っております。内容は未来を担う子供たちが藤井さんの活躍の姿を見て、一歩を踏み出していただく、そんな思いを込めたものになっております。
一方、伊藤匠七段は名古屋に大変縁が深いということを伺っております。第1局、第2局を1勝ずつで終えての第3局。同世代、さらにこの名古屋にもゆかりの深いお二方の対決ということで、地元にいる我々はもちろんですけれども、全国の将棋ファンの皆様方が注目をする一局ということになるかと思っております。ぜひ明日、おふたりの熱戦を心より期待しております」

【一歩応援 藤井聡太さん×中部電力 特設サイト】
https://www.chuden.co.jp/corporate/ippo_ouen/