*第9期三番勝負

2019年10月20日 (日)

しびれたかも

85 図は15時頃の局面。池永四段が5五に歩を合わせたところです。対して、△5五同歩は▲同飛が金取りと▲4五飛の狙いが同時に受かりません。稲葉八段は「と、とれない」と発したあと、「これはしびれたかもしれないですね」と述べました。

Photo_63 (対局開始前の池永四段)

(潤)

先手ペース?

54 図は池永四段が先攻して服部三段が突き違いの手筋で応じたところ。脇八段は稲葉八段は先手ペースと見ており、このあと▲1五歩△同歩▲3三歩△3一金に▲3五角のような攻めを予想しています。

Photo_62 (ともに「先手ペース」の見解を出した脇八段と稲葉八段)

(潤)

戦型は金矢倉対銀矢倉

48 池永四段の先手で始まった本局は、池永四段が金矢倉、服部三段が銀矢倉の作戦を用い、がっちりと玉を囲い合う展開となりました。

Photo_61 (対局室を出た廊下は真紅のじゅうたんが敷かれている。勝ってウイニングロードとして歩くのはどちらだろうか)

(潤)

第3局開始前

Photo_55 (13時38分に入室した服部三段)

Photo_56 (池永四段は13時45分すぎに入室した)

Photo_57

Photo_58

Photo_59 (上野三段が振り駒を行った)

Photo_60 (歩が3枚。池永四段の先手と決まった)

(潤)

 

第3局対局開始

改めて振り駒が行われた結果、歩が3枚出て池永四段の先手と決まりました。

Photo_50 (14時、第9期の加古川青流戦優勝者を決める戦いが始まった)

Photo_51 (初手▲2六歩を指す池永四段)

Photo_52 (2手目に角道を突いたあと、4手目に角道を止めた服部三段。自身は第1局の千日手局と同様の出だしを用いた)

Photo_53

(潤)

終局直後

 

Photo_44 (終局直後、主催紙インタビューが行われた)

Photo_45

―― 本局を振り返ってください

服部 攻めてはいましたが、なかなか決めきれずに焦っていました。勝ちになったのは最後の詰みが見えたところです。

―― 第3局に向けての抱負をお願いします。

服部 最後の1局なので、頑張りたいと思います。

Photo_46

―― 本局を振り返ってください

池永 と金を作らせましたが、その後にこちらにいい攻めがなかったことを思うと、その構想がよくなかったのかもしれないです。

―― 第3局に向けての抱負をお願いします。

池永 第2局を修正して臨みたいと思います。

Photo_47

(勝った服部三段。三番勝負成績を1勝1敗とし、優勝に望みをつなげた)

Photo_48

(敗れた池永四段。優勝は第3局に懸けることとなった)

Photo_49 (第3局開始まで時間もあまりなく、本局の感想戦は第3局終了後に行われることとなった)

(潤)

服部三段が勝って最終局へ

投了図

第9期加古川青流戦決勝三番勝負第2局は、145手で服部三段が勝ちました。終局時刻は12時33分。消費時間は▲服部三段58分、△池永四段1時間0分(チェスクロック使用)。この結果、三番勝負は両者1勝1敗。最終第3局は、このあと14時に開始します。

(夏芽)

それでも

120 図は池永四段が△3四金と打って▲2五飛を阻止したところ。この手で△2四飛なら▲1五金が考えられたところでした。先手としては後手が戦力低下ととなり、ホッと一息といったところですが、服部三段は許さじとばかりに、それでも▲1五金と金を打っていきました。

Photo_41 (対局は浄心院の中の一室にて行われている)

Photo_42 (対局開始前、対局観戦用に多くの座布団が並べられていた)

(潤)

しぶとい

 

106_2 図は池永四段が取れる金を取らずに△4三金と打ったところ。控室では脇八段が「しぶといですねー、一分将棋の続くなか、決め手を与えないです」と述べると、稲葉八段は「一時期より差が縮まっていると思います」との見解を示しました。

Photo_40 (ともに先手側に座って検討する脇八段と稲葉八段)

(潤)

手つきは読みきっている

97 図は服部三段が▲8五同馬と馬交換に応じにいったところ。高い駒音で指され、稲葉八段は「手つきは読みきっているものでしたね」と、印象を述べました。

Photo_39 (対局開始直後のモニターに映る両者。服部三段はベスト姿だった)

(潤)