もっと読む
« 2025年9月 | メイン
図は15時10分頃の局面です。▲2四角の銀桂両取りに対し、福間女流六冠は手抜いて△5七歩成でと金を作りました。▲5七同金直△同銀成▲同金△3二金の進行は、2四角が空を切ってしまいます。そこで西山白玲は▲3三角成と桂を取り、王手をかけました。激しいの攻め合いになることが予想されます。
時刻は15時を回り、対局者のおやつが運ばれました。西山白玲は「北海道産とうきびチーズケーキキャラメルソース」、飲み物はアイスカフェオレ、十六茶、オレンジ 果汁100%を頼みました。福間女流六冠は「フルーツの盛り合わせ」、飲み物はアイスココア、アイスミルクティー、アップル 果汁100%を頼みました。
(北海道産とうきびチーズケーキキャラメルソース)
(フルーツの盛り合わせ)
14時、現地の大盤解説会が始まりました。解説は門倉啓太六段、聞き手は山根ことみ女流三段が務めます。
(ホテル入口に大盤解説会の看板があった)
(14時、現地の大盤解説会が始まった)
(解説の門倉啓太六段)
(聞き手の山根ことみ女流三段。参加者の棋力について手をあげて聞いていた)
対局再開から数手ほど進みました。図は△2六歩と突き捨てた局面です。▲2六同歩と取らせることで先手玉のコビンが開き、技をかけやすくなります。しかし、あとでも入りそうなだけに、控室では驚きの声が上がってます。本譜は▲2六同歩△4四角と進みました。
(福間女流六冠は攻勢をかける)
13時、対局が再開されました。
(先に対局室に戻ったのは西山白玲)
(12時56分、福間女流六冠は対局室に戻った)
(対局再開の時刻を過ぎたが、西山白玲はすぐに指さなかった)
(昼食休憩時の対局室)
(消費時間はほとんど変わらない)
対局者の注文は、西山白玲が「海鮮丼、麦茶」、福間女流六冠が「海鮮丼、アイスミルクティー、麦茶」です。
(海鮮丼とセットのチーズケーキ)
(海鮮丼にはボタンエビ、中トロ、サーモン、ウニ、いくら、ほたて、蛸(たこ)が入っている)
12時、32手目△5五銀の局面で、西山白玲が33分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲西山白玲1時間25分、△福間女流六冠1時間34分(持ち時間は各4時間、チェスクロック使用)。対局は13時から再開されます。
上図は西山白玲が7筋の歩交換をした局面です。△7三歩▲7八飛△6一玉と進めば穏やかな進行でしたが、福間女流六冠は△7二銀と突っ張りました。次に△7五歩から飛車を捕獲する狙いですが、△7三歩が自然なだけに控室では驚きの声が上がりました。実戦は▲7八飛△5六歩▲4八金上(下図)と進行しています。
控室では、後手は居玉のまま戦いを起こすかもしれないと話されています。下図から、△5五銀▲8五歩△5四飛▲6五歩△4四角▲7六飛△3三桂が進行の一例として挙げられました。
(福間女流六冠は居玉のまま駒組みを進めている)
午前の控室の様子です。駒がぶつかったこともあり、検討に熱が入ります。
(右から瀬川晶司六段、佐藤康光九段、門倉啓太六段)
(左から西浦三郎会長、山根ことみ女流三段)