ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦中継ブログ

大盤解説会では次の一手が出題され、正解者の中から抽選で稲葉八段、高崎七段、野原女流二段が揮毫した色紙がプレゼントされました。ここではその色紙を紹介いたします。

（稲葉八段揮毫色紙。「格致日新」と「意気自如」）

（高崎七段揮毫色紙。「一歩千金」と「金剛不壊」）

（野原女流二段揮毫色紙。「晴好雨奇」と「雪魄氷姿」）

15時すぎ、大盤解説会に稲葉八段がゲスト出演しました。

（15時すぎ、大盤解説会に稲葉八段がゲスト出演した）

（本日の両対局者や金沢についての印象を野原女流二段に尋ねられて答える稲葉八段）

15時、午前のおやつが運ばれました。西山白玲は「加賀しずく梨と能登大納言のパフェ（加賀棒茶ジュレ、能登大納言クリーム、白玉、加賀しずく、ギモーブ、金沢柚子蜜）、三ヶ日みかん100パーセント、麦茶、アイスカフェオレ、ロイヤルミルクティー（アイス）」。福間女流六冠は「石川県産フルーツ盛り合わせ、三ヶ日みかん100パーセント、ロイヤルミルクティー（アイス）」です。

（西山白玲の午後のおやつ）

（福間女流六冠の午後のおやつ）

図は西山白玲が１三にいた角で４六の銀を食いちぎり、福間女流六冠が歩で取り返した局面。控室では△３七桂不成▲同桂△同飛成に▲４五歩や▲６八玉が検討されていましたが、先手側に座る中村太八段は「自信がないです」を繰り返していました。本譜は図から△４六同飛。着手を見た中村太八段は「えー、そうなの」と驚きの声を上げました。ここ数手の着手でも控室の予想になかった手が続いていましたが、中村太八段は「△３七桂不成でも後手が指せると思っていましたが、これは西山白玲はやっつけにいっていますね」と、西山白玲の方針についての見解を述べました。

（西山白玲はすでにやっつけにいく姿勢に入っているか）

14時になり、現地では大盤解説会が開始されました。

（ホテル日航金沢の４階「鶴の間」で行われている大盤解説会）

（解説の高崎七段。相振り飛車戦の解説にピッタリの棋士だ）

（聞き手の野原女流二段。控室でも常に明るい）

（PC操作は真田女流三段）

近江町市場からさらに東南に５分ほど歩くと、金沢城公園の入口にたどり着きました。

（金沢城公園マップ。その敷地は広く、公園内はまるで迷路のようだ）

金沢城公園は加賀百万石を築いた前田家の居城だった金沢城が城趾として整備された公園。一般に広く開放された歴史的空間で、兼六園に隣接している。

（階段を上ると、広大な野原と緑が目に飛び込んできた）

（しばらく歩くと、川を泳ぐカモが道案内をするかのように記者を先導した）

（河北門と石川門の立て看板。石川門は国の重要文化財に指定されている）

（河北門）

「河北門（かほくもん）は、金沢城の実質的な正門で、石川門や橋爪門ともに「金沢城三御門」と呼ばれています。金沢城の建物の大半が焼失した1759年の後、三御門の中で最初の1772年に再建されました。

（石川門）

石川門は金沢城の搦手門（からめてもん）にあたる門で、白門とも呼ばれています。兼六園に近い門なので、現在はメインゲートとして多くの方に利用されています。

（12時50分頃の対局室。西山白玲は12時30分すぎには対局室に戻っていた）

（福間女流六冠は12時59分に対局室に戻ってきた）

（対局再開後、すぐに△４五桂が指された）

（桂を跳ねた直後の後手側から見た盤面）

（福間女流六冠は銀取りにどのような対応を見せるか）

13時に対局再開。西山白玲はすぐに△４五桂と銀取りに跳ね、攻めの姿勢を示しました。

（昼食休憩時の盤面。▲３七銀まで）

（昼食休憩時の対局室）

（先手玉、菱湖書）

（後手玉、大竹竹風師作）

（対局室外の庭園）

（西山白玲の昼食）

（福間女流六冠の昼食）

（福間女流六冠はロイヤルミルクティー（アイス）を追加注文した）