ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦中継ブログ

（台場駅を降りて北に向かうと、お台場海浜公園がある。奥に見えるのは、レインボーブリッジ）

（レインボーブリッジ前にあるのは、第六台場）

（周辺はランニングコースになっている）

（「自由の女神像」は撮影の人気スポット）

（フジテレビ本社ビル。BSフジでは、『白玲 ～女流棋士No.1決定戦～』が放映されている）

（台場駅から南側に向かうと……）

（「実物大ユニコーンガンダム立像」がある。多くの人がカメラを向けていた）

対局場の「グランドニッコー東京 台場」は、2016年に開業したホテルです（オーナーはヒューリック株式会社）。「東京臨海新交通臨海線」（ゆりかもめ）の台場駅から徒歩１分の距離にあり、白玲戦は第１期から４年連続で開幕戦が行われています。同所で西山白玲は第１期、福間女流五冠は第２・３期で勝利しました。

【お台場のホテル グランドニッコー東京 台場】
https://www.tokyo.grandnikko.com/

▲３四歩と３筋を取り込んだ手に、△４六桂は検討陣の意表を突きました。代えて△３二飛▲３八飛△４六桂とせず、単に桂を打ったのは▲３八飛を消してから３筋に飛車を動かそうとしています。
実戦は▲６八金寄△４四飛▲４七歩△３四飛▲４五歩△３九飛成▲４五歩の進行です。

先手は▲４四歩から４筋突破を楽しみにしています。羽生九段は「△１九竜は▲３八飛が嫌なんですよねぇ……」と△５六歩から△５五銀とぶつける手を検討していました。しかし、実戦は△３三角。遊んでいる角をじっと動かして、２四や１五の活用を含みにしています。
福間女流五冠は飛車と角が自陣に残ったまま攻め込まれる展開になると、一方的になりそうです。ここでうまい手があるか、勝負どころを迎えています。

（△４六桂に検討中の控室。羽生九段は朝から継ぎ盤の前に座っている）

（清水女流七段は先手を持っている）

15時、午後のおやつが出されました。福間女流五冠は「フルーツ盛り合わせ」、「完熟オレンジジュース」、「信州りんごジュース」、「ホットコーヒー（ノンカフェイン）」。西山白玲は「チョコミルクレープ」、「ホットティー」です。

（福間女流五冠のおやつ）

（西山白玲のおやつ）

14時から現地大盤解説会（申し込みは締め切り済み）が始まっています。解説の村中七段と聞き手の小高女流初段は、序盤から解説を進めていました。

（村中七段）

（小高女流初段）

豪腕の西山白玲らしい指し回しが、控室の注目を浴びています。図は▲６六歩に△４五歩と突いたところ。▲同銀は△５五角、▲同歩には△５四歩から位を狙います。実戦は▲４五同歩△５四歩▲同歩△同銀▲４八飛△５五歩▲６七銀△３三桂！と進みました。

検討していた羽生九段は「ええー！」と大きな声を上げました。△３三桂は積極的で、▲３七桂なら△４五桂▲同桂△同銀▲３七桂△４四歩▲４五桂△同歩の狙いと予想されています。

後手は△５四桂から△６五歩や△４六歩が楽しみです。しかし、△４五同歩に▲３五歩（△同歩は▲３四歩から▲３三銀）が味のよい手で、後手を持つ羽生九段は「自信がない」と話しています。

（勝又清和七段が来訪し、羽生九段と意見を交わす）

（「勉強しにきました」と宮澤紗希女流１級。小高女流初段、内山女流初段と検討する）

（13時40分過ぎの控室。羽生九段はモニタの盤上をにらんでいる）

（対局再開前）

（西山白玲は再開30分前ぐらいに対局室に戻り、盤の前で考えていた）

（再開されても、福間女流五冠は指す気配がなかった）

（昼食休憩時の対局室）

（現局面）

（福間女流五冠の玉将）

（西山白玲の王将）

（消費時間はほぼ互角）

12時、図の局面で福間女流五冠が15分使って、昼食休憩に入りました。消費時間は☗福間１時間19分、☖西山１時間38分。昼食注文は、福間女流五冠が「ビーフカレー（スープ、サラダ付）」、「信州リンゴジュース、ウーロン茶」。西山白玲が「シュリンプとムール貝のトマトパスタ（スープ、サラダ付）」、「アイスティー」。対局は13時に再開されます。

（福間女流五冠の昼食）

（西山白玲の昼食）

（10時30分頃の控室）

（羽生九段が中心になって継ぎ盤を動かす）

（５筋にいる飛車を元の場所に戻るのは、福間が得意にしている指し回し）

（実戦は▲３八飛だった）

（解説を聞く西浦・ヒューリック株式会社代表取締役会長）

（内山あや女流初段が検討に訪れた）