詰めろ逃れの詰めろ
図は▲6八同香の局面。先手の持ち駒が増えたので、後手玉には詰めろがかかっています。
仮に上図で△5九銀と打つと、▲9三歩成△同歩▲同香成△同香▲同馬△同玉▲7一角(下・参考図)△8二香▲8五桂△9四玉▲8六桂△9五玉▲9六歩△同玉▲9七香△8五玉▲7五金までの詰みがあります。
実戦は△8五銀と打ちました。上記手順の▲8五桂を防いでいます。
同時に、△6九銀▲同玉△5八金▲7八玉△6八金▲8八玉△7八金▲9八玉△9七香(下・参考図)▲同玉△9六銀打▲9八玉△7七金(開き王手)▲4八歩△8七銀成までの詰みを見た、「詰めろ逃れの詰めろ」になっています。
(この参考図は△8五銀に▲9五桂△6九銀以下の変化手順)
△8五銀の局面で、里見は25分以上考えています。
(昨日撮影。奈良公園の鹿)