伊藤叡王は前期叡王戦で、斎藤八段は第66期王座戦で、それぞれタイトルを獲得しました。ふたりの共通点として、フルセットでタイトルを奪取している点が挙げられます。勝負強さが光ります。
第9期叡王戦五番勝負 藤井聡太叡王 2-3 伊藤匠七段
(2024年。伊藤七段から見て、第1局から順に●○○●○)
第66期王座戦五番勝負 中村太地王座 2-3 斎藤慎太郎七段
(2018年。斎藤七段から見て、第1局から順に○○●●○)
本局の勝者は第10期叡王の座につき、タイトルは通算2期となります。伊藤叡王が防衛した場合は「タイトル獲得2期」の規定により八段に昇段します。
参考までに九段昇段の規定は「竜王位2期獲得」「名人位1期獲得」「タイトル3期獲得」「八段昇段後公式戦250勝」があります。