2016年10月29日 (土)

検分(1)

両対局者は検分で対局室や使われる盤駒の具合を確認します。

Kenbun1(盤駒は問題なし。僅かに盤に並べて感触を確かめた)

Kenbun2

(盤駒は公益財団法人加古川市ウェルネス協会所有の逸品が使われる)

(飛龍)

記念撮影

両対局者は無事に鶴林寺に着き、国宝である本堂の前で記念撮影に応じました。

Kinen1


(飛龍)

鶴林寺へのアクセス(2)

かこバスの最寄りバス停は「鶴林寺」です。加古川駅からは別府東町・海洋文化センター行きが止まります。ほかの路線でも徒歩10分圏内にバス停があるようです。

Kakurinjitt_2(鶴林寺受付近くに掲示の時刻表。こちらは駅に向かう便の時刻なので要注意)

Kakobs_4(かこバスは加古川駅を南に出たバス停3番乗り場から)

Kakott(鶴林寺バス停に止まる路線の土休日ダイヤ)

Kakobus(水色が特徴的な、かこバス外観)

Kakurinjibs(鶴林寺バス停。加古川駅から乗ってくれば、道路を渡ったところに鶴林寺)

Signpost(以上、写真はすべて今週の平日に撮影)

(飛龍)

        

鶴林寺へのアクセス(1)

JR加古川駅より「かこバス」約10分、または徒歩25分です。

Kakosta(加古川駅。JR東海道線の新快速停車駅。大阪駅からは新快速で55分ほど)

Kakosta(この写真以外は今週の平日に撮影)

Kakoinfo(駅を南に出ると案内板)

Kakomap1(地図は加古川市の外が描かれておらず、また北が上を向いていないので要注意

Kakomap2(赤枠内左上に鶴林寺。山陽新幹線沿いに走る山陽電鉄の駅のほうが近い。尾上の松駅からは徒歩15分)

(飛龍)

大盤解説会、生中継観戦情報

3局(2局目で決着の場合は2局)とも対局開始時刻から大盤解説会と生中継観戦を行います。詳細はこちら(PDFが開きますのでご注意ください)。

第1局 10月29日(土) 13時~
第2局 10月30日(日) 10時~
第3局 10月30日(日) 14時~ (第2局で決着しない場合のみ実施)

大盤解説会:プロによる大盤解説会。多くのプロ棋士が解説します。会場は鶴林寺、定員は各30名(先着順)、申込不要。参加費は各局1,000円(茶菓つき、参加費以外に入山料おひとり様500円がかかります)。

生中継観戦:対局者と盤面の生中継! ゲストプロ棋士の解説もあります。会場は鶴林寺、定員は各70名(先着順)、申込不要。参加費は無料(入山料おひとり様500円がかかります)。

いずれも先着順です。現地に直接お越しください。

(飛龍)

第6期加古川青流戦決勝三番勝負開幕

おはようございます。第6期加古川青流戦(加古川市・公益財団法人加古川市ウェルネス協会・公益社団法人日本将棋連盟主催、神戸新聞社・BAN-BANネットワークス共催)決勝三番勝負は井出隼平四段(25歳、田丸昇九段門下)と石川優太三段(21歳、森信雄七段門下)の顔合わせになりました。対局場は兵庫県加古川市の鶴林寺「浄心院」です。立会人は船江恒平五段、記録係は徳田拳士二段(小林健二九段門下)がそれぞれ務めます。対局開始予定時刻は以下のとおり。持ち時間は各1時間(チェスクロック使用)、使いきると一分将棋となります。

第1局 10月29日(土) 13時
第2局 10月30日(日) 10時
第3局 10月30日(日) 14時 (第2局で決着しない場合のみ実施)

Top(左:井出隼平四段、右:石川優太三段)

棋譜・コメント入力は夏芽記者、ブログは飛龍が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

(飛龍)

2015年10月25日 (日)

ご観戦ありがとうございました

感想戦終了後、稲葉アマの共同記者会見が開かれました。

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── 改めまして優勝した今のお気持ちは?

稲葉 地元の加古川の大会で優勝できて、すごい嬉しいです。

── 今回、アマチュア選抜大会から参加されましたが、当初の目標は?

稲葉 アマチュア選抜は「勝とう」と思って臨んだのですが、まさかここまで残れるとは、という感じで。1、2回戦負けぐらいかなと誰もが思っていたと思いますし、私自身もそうでした(笑)

── 今大会、一番印象に残っている将棋は?

稲葉 やっぱり2回戦の今泉健司四段との将棋ですね。

── 決勝の三番勝負については?

稲葉 第1局は作戦通りに進んでいたのですが、途中から硬くなったと言いますか、長考して迷い始めてしまって、最後は……昨日は寝れないぐらい、苦しい手をいっぱい指してしまったので。2日目は迷わないように、覚悟を決めて臨みました。

── 今年は朝日アマ名人も獲得されて、好調が続いていますが?

稲葉 普段、奨励会員との研究会をやっているので、そこで教えてもらっていることが生きているのかなと。

── 地元の加古川での対局は力になりましたか?

稲葉 そうですね。振り返ってみると、普段の大会以上に集中できていたと思います。

── 今後の目標は?

稲葉 とりあえずアマ大会を獲って、またプロの公式戦に出たいと思います。

── 「今後も(プロを目指さず)アマチュアで」との言葉がありましたが、その意思は固いですか?

稲葉 今の自分が何勝何敗かも分かっていなくて(笑)とりあえずはアマチュアで頑張ります。受けれる成績になったとしても、受けるつもりはないですね。

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(最後に稲葉陽七段と稲葉聡アマとの兄弟ツーショット)

以上で第5期加古川青流戦決勝三番勝負の中継を終了いたします。今期も最後までご観戦ありがとうございました。

(夏芽)

感想戦

両対局者は、表彰式を終えて再び対局室へと移動し、感想戦が始まりました。

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(感想戦は16時57分に終了しました)

(夏芽)

表彰式

その後、両対局者への表彰式が行われました。

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(日本将棋連盟・谷川浩司会長が表彰状を読み上げる)

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(岡田康裕加古川市長からは、両対局者にトロフィーが贈られた)

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◆優勝の稲葉聡アマのコメント◆

「今までお世話になった皆様のおかげで、加古川青流戦で優勝するような機会が持てました。今後、アマチュアでやると思いますが、皆様の目に留まるような活躍ができるように頑張ります」

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◆準優勝の増田康宏四段のコメント◆

「自分の力は精一杯出せましたが、相手の稲葉さんが素晴らしかったと思います。昨日、今日と応援ありがとうございました。もし、また加古川市で将棋が指せる機会がありましたら、そのときは応援よろしくお願いします」

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(会場の外では、稲葉陽七段もインタビューを受けていた)

(夏芽)

大盤解説会場へ

インタビューを終えて、両対局者は、4階の大盤解説会場へ移動しました。

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井上九段 「対局を終えられた二人。勝たれた稲葉アマ、どうですか今の心境は?」

稲葉アマ 「勝てると思っていなかったので素直に嬉しいです。3局とも一応熱戦になったと思って、その点はすごい良かったと思います」

井上九段 「増田四段は昨日、第1局を勝たれて2日目を迎えたわけですけど、第2局、第3局はどのような感じでしたか?」

増田四段 「第2局、第3局と、どちらも僕の方にチャンスがあったと思うのですが、なかなか決めきれなかったと言うか、稲葉さんにうまく指されてしまって負かされたかなと」

井上九段 「加古川はアウェーのような感じがして、やりにくいところもあったと思いますが、その辺は?」

増田四段 「いや、決してそんなことはなく、皆さん本当に優しくしていただいて、アウェー感みたいなものはありませんでした」

井上九段 「また是非、加古川にお越しください。今度はタイトル戦とか、加古川でありましたら来ていただきたいと思います」

増田四段 「はい、また是非機会があれば」

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井上九段 「本当、正直言って『1番勝てたらええとこやな』と思っていたので、第2局を勝ったのは大きかったと思うのですが」

稲葉アマ 「この第3局も序盤がそんなにうまくいっていないと思ったのですが、指しているうちに難しくなったので、チャンスがあるかなと思って頑張っていました」

井上九段 「終盤は、えらい考えずにと言うか、決断よく進めていましたけど、あれは読み切りですか?」

稲葉アマ 「いや、そんなに先は見えていなかったです(笑)昨日の第1局が決断悪かったので、その反省を込めて、決断よく指そうと決めていました」

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井上九段 「第1期青流戦の優勝者である船江くんもいるので、何か一言お願いします」

船江五段 「優勝おめでとうございます。やっぱり加古川の棋戦なので、加古川出身の方に優勝していただいて私は嬉しいです。今まで5期やってきて全部見てきましたけど、3局の内容を総合的に見て、一番熱戦が多いシリーズだったのではないかと思います。私も楽しませてもらいました」

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(夏芽)