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2022年10月15日 (土)

徳田四段も一分将棋に入る

徳田四段も一分将棋に入りました。

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この角打ちが厳しく、先手がよくなったと見られています。

(翔)

齊藤三段、一分将棋に入る

△3五歩で、齊藤三段は一分将棋に入りました。

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上図以下、▲2四桂△同銀▲同飛に△3三玉と進みました。

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立会人の阿部隆九段は「△2三歩と思っていました。△3三玉は勝負手気味ですね。徳田四段は読んでいないのではないでしょうか。齊藤三段も、自分がいいとは思っていなさそうです」と話しています。

(翔)

過去のタイトル戦

刀田山鶴林寺では、過去に4回のタイトル戦が行われています(第58期名人戦第2局、第23期竜王戦第4局、第60期王将戦第4局、第61期王将戦第4局)。

加古川青流戦では第6期から、決勝三番勝負の舞台になっています。

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(対局開始前、徳田四段が通る横に写真が2枚掲げられている)

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(2011年第60期王将戦七番勝負第4局久保利明王将○-●豊島将之六段。2日目の朝、記録係の斎藤慎太郎三段の読み上げに従って1日目の指し手を再現しているところ)

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(2010年、第23期竜王戦第4局、渡辺明竜王●-○羽生善治名人の検分。右上に記録係の船江恒平四段が写っている。この2局の立会人を務めた有吉道夫九段は先月亡くなった)

(文中の肩書は当時のもの)

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(対局場の浄心院は、普段は立ち入りできない)

(翔)

鶴林寺の境内

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(国宝「太子堂」)

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(まつぼっくりが転がる季節)

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(本堂横には加古川青流戦決勝三番勝負のポスターが貼られている)

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(絵馬)

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(てんさいになりたい)

(翔)

後手がリード

先手の徳田四段が先攻しましたが、後手の齊藤三段は△8五歩の継ぎ歩から反撃します。

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うまい対応で、後手がリードを奪ったと見られています。

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好所に角を据え、銀取りに桂馬を跳ねて、後手が好調に攻めています。

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(開始前の齊藤三段。本日は三段リーグ開幕日だが、齊藤三段の対局は延期されている)

(翔)

本局の駒

本局で使われている駒は、加古川市ウェルネス協会が所蔵する静山作・菱湖書。毎年、決勝三番勝負で使われています。盤もウェルネス協会所蔵のものです。

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(検分後に撮影)

(翔)

第1局大盤解説会

加古川市役所北館(旧青少年女性センター。今年改称)では14時から大盤解説会が行われています。

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(加古川市役所北館1階には大きな案内が出ている)

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(定員150名。今日は半分ほどの席が埋まっていた)

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(第1期優勝者の船江恒平六段。「いつまでもそうやって呼んでいただけるのはうれしいです」)

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(村田智穂女流二段は隣の高砂市出身)

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(館内にある、大盤解説会出演者の控室。奥に井上慶太九段、神吉宏充七段。立っているのは菅井竜也八段。継ぎ盤の前に座るのは狩山幹生四段と藤本渚四段)

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(井上九段と神吉七段は、色紙に揮毫していた)

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(井上九段門下の狩山四段)

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(今月プロ入りした藤本四段も、井上九段門下だ)

(翔)

開始前の対局室

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(対局室には幅の広い掛け軸がかかっている。「唯佛是真」は聖徳太子のことば「世間は虚仮なり。唯仏のみ是れ真なり」から取られている)

(翔)

加古川駅前

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(JR加古川駅前の階段。イラストに将棋の駒が入っている)

(翔)

徳田四段が先攻

対局は角換わりに進みました。

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先手の徳田四段は右銀を引きつけて銀矢倉にしたあと、▲4五歩と仕掛けました。

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立会人の阿部隆九段は「銀が参加しない仕掛けなので、『軽い』が第一印象です。△4五同歩に▲3五歩と動いていくことになると思います」と話しています。

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(開始前、対局室に座る阿部隆九段と、駒を磨く記録係の横山友紀四段)

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(検討する阿部隆九段)

(翔)