「ここで△6七歩成は▲4四歩と根元の角を取られて続かないと思います」。村田四段はこのように解説しましたが、宮本三段はまさしくその順を選びました。
控え室でも、一様に驚きの声があがりました。
上図以下、△6七歩成▲4四歩△6八と▲同金△6七歩と進んでいます。
(翔)
図は△7七歩に▲同玉と取ったところ。「△8五桂なら▲8六玉だと思います」と村田四段。先手は入玉含みで指しています。
(翔)
局面は中盤戦に入っています。
【村田四段の解説(53手目)】
「ここで△4二銀と引いた時に▲6一角△8二飛▲7二歩△4三銀引▲7一歩成△6二金▲4三角成△同銀(参考図)と進むと先手の攻めがうまくいっているかどうか疑問なところなので、どうやって攻めていくつもりなのかまだわかっていないです」
(翔)