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2023年11月 5日 (日)

終局直後(1)

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(終局直後)

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(加古川青流戦史上最年少の優勝を果たした藤本渚四段)

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【藤本渚四段 局後インタビュー】

--本局は雁木対右玉の戦いとなりました。序盤はどう見ていましたか。
「吉池さんは右玉が得意で、このような形になるような気がしていました。穴熊への組み換えがうまくいくかという戦いだと思っていたので、序盤はそれなりに成功していると思っていました」

--終盤に吉池さんが果敢に攻める展開になりました。
「こちらが駒得になったのと、玉の堅さが違うのを生かして戦おうと思っていました」

--どのあたりで勝ちを意識しましたか。
「△7七歩(126手目)と打たれたところで、△7七歩は勝ちだと読み切っていたので、そのあたりで勝ちを意識しました」

--これで2連勝で優勝です。お気持ちはいかがですか。
「先日新人王戦で準優勝だったので、その悔しい気持ちを晴らせた気がします」

--井上慶太九段門下の藤本四段が、(井上九段が普及に努める加古川市主催の)加古川青流戦で優勝ということについてはいかがでしょうか。プレッシャーはありましたか。
「自分も井上先生の弟子で加古川にはすごく縁があるので、市の名前がついた加古川青流戦で優勝できたのはうれしいです。プレッシャーはあったのかもしれませんが、感じないようにはしていました」

--加古川青流戦での最年少優勝記録を更新されました。(従来の記録は第3回の佐々木勇気四段、19歳)
「年齢に関してはそこまで考えていなかったです」

--今後の抱負をお聞かせください。
「加古川青流戦でまた優勝したいという気持ちもありますが、加古川青流戦は参加資格が三段と四段なので、もう1回出るよりは(五段に昇段して)これが最後になるように活躍したいです」

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(うつむいて藤本四段の声を聞く吉池隆真三段)

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(盤上の駒がゆがんでいる)

(翔)