2022年9月10日 (土)

西山白玲が1勝を返す

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七番勝負第3局は86手で西山白玲の勝ちとなりました。終局時刻は17時19分。消費時間は▲里見4時間0分、△西山3時間16分(チェスクロック使用)。七番勝負は西山白玲の1勝2敗となりました。第4局は9月17日(土)、「札幌ビューホテル 大通公園」(札幌市中央区)で行われます。

後手勝勢

Hakurei202209100101_66上図の飛車打ちが△4五桂までの詰めろで△2八飛成も見せた一石二鳥の手。▲4六歩以下、下図まで進みました。

Hakurei202209100101_71△6八銀▲同金に△同桂成と、王手をかけずに△5八竜までの詰めろをかけるのが冷静と見られています。桂を渡さなければ▲9三香成△同桂▲9四桂以下のトン死筋も生じません。

Nishiyama06 (あとは着地を決めるだけとなった西山白玲)

飛車を渡す攻め

Hakurei202209100101_61里見女流五冠は飛車を角と刺し違え、5筋から手を作りにいきました。△4五桂や△8八飛など、先手も怖い筋があって諸刃の剣ともいえる攻めですが、成否やいかに。西山白玲は上記の手を含みに△2八歩成としました。

Satomi05(里見女流五冠は後手陣に食いつけるか)

薩摩の美

薩摩伝承館は薩摩の美術品や伝統工芸品を展示しており、指宿白水館の館内にも美を伝える品が数々展示されています。

Tenji01 (薩摩伝承館展示の黒漆橘唐草丸十紋蒔絵女乗物。江戸時代の女性の高級な乗り物)

Tenji02(同じく透明ガラス船形鉢。19世紀中頃のもので薩摩切子の中でも船形鉢は珍しい)

Tenji03 (同じく、この金時計は……)

Tenji04(薩摩のヒーロー、西郷隆盛が所持していたという懐中時計)

Tenji05 (西郷さんは指宿白水館でも見られた)

Tenji06 (薩摩焼で造られたもの)

Tenji07 (さまざまな薩摩焼が展示されていた)

Tenji08 (大島紬の小物は指宿白水館の売店で購入できる)

後手好調

Hakurei202209100101_43上図は15時過ぎの局面。里見女流五冠は馬を作り、西山白玲は2筋に拠点を設けて先手陣をへこませました。以下、△8四歩から10手あまり進んで下図。桂と香の交換はほぼ等価ですが、陣形に差があり、杉本昌八段は後手よしと見ています。

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Nishiyama05 (西山白玲はシリーズ初勝利に向けて順風満帆か)

午後のおやつ

15時、両対局者に午後のおやつが出されました。西山白玲は「そらどら」、ブルーベリースカッシュ。里見女流五冠は植木鉢ティラミス、安納芋ロールかるかん、マンゴージュース、緑茶、オレンジジュース、みかんスカッシュ、ブルーベリースカッシュ。おやつとみかんスカッシュは各控室に、ほかの飲み物は対局室にそれぞれ運ばれました。撮影用は午前と同じものは用意されていません。

Oyatsu10 (西山白玲のおやつ。そらどら。ほかにブルーベリースカッシュ

Oyatsu11 (あんに指宿産のそら豆を使用。ほんのり緑色)

Oyatsu13 (里見女流五冠のおやつ。ほかに午前に撮影したものも)

Oyatsu15 (みかんスカッシュ。隣にあったのはオレンジジュース)

大盤解説会にゲスト登壇

Ooban12 (14時20分過ぎ、大盤解説会は登壇者が入れ替わっていた)

Ooban13 (屋敷九段と……)

Ooban14 (杉本昌八段のダブル解説に)

Ooban15 (外に出ると、見覚えのある一団が)

大盤解説会場に至るまで

現地大盤解説会は午後になっても定員まで余裕があるそうです。

Ooban04 (指宿白水館のロビーには大盤解説会の案内。会場は薩摩伝承館)

Ooban05 (薩摩伝承館に向かって離宮の近くを通るとサンタンカが赤い花をつけていた) 

Ooban06_2(異人館を模した砂像。南さつま市の吹上浜では毎年、砂の祭典が行われる)

Ooban07 (薩摩伝承館前に到達)

Ooban08 (自撮り用のフォトスタンドが完備されていた)

Ooban11 (入り口の案内は分かりやすい)

Ooban09 (会場の「維新の間」へは渡り廊下を通る)

Ooban10 (水面に浮いていた五角形)

再開の一手は▲5八金

Hakurei202209100101_33対局再開から30分が過ぎ、里見女流五冠はようやく盤上に手を伸ばしました。▲5八金と上がり、△2六飛のあとの△6七角成を防いでいます。昼食休憩を挟み、54分を費やす長考でした。

Satomi04 (対局再開直後の里見女流五冠)

離宮からの眺め

対局は指宿白水館の離宮で指されています。

Ibusuki01 (鹿児島湾を望む。左の高層建築も指宿白水館の宿泊棟)

Ibusuki02 (海の向こうには大隅半島も)

Ibusuki03

Ibusuki04

Ibusuki05 (大盤解説会の開かれている薩摩伝承館の屋根を見下ろす)