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2026年10月

2026年10月10日 (土)

西山白玲 記者会見と記念撮影

感想戦の終了後に西山白玲の記者会見と記念撮影が行われました。

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【西山白玲記者会見】
―― 白玲のタイトルを防衛したことについて、改めてご感想をお願いします。

「今回の白玲戦は、持ち時間を使い切るような将棋も多くて。二転三転する内容もあったりと、凄く濃厚な将棋が続いたなと思っています。課題ではあったのですけど、序盤で大きく失点しないように、というのが一つ、一局一局を指すに当たって課題ではあったので。そこは、大きなうっかりはなく進行できたことは良かったかなと思っています」

―― 七番勝負を振り返って、ポイントとなった対局を挙げていただけますか。

「パッと思いつくのは――もちろん、本局は記憶に新しいのですけれど。第1局で、結構劣勢の将棋を粘りに粘って、なんとか逆転できた一局ではあって。本当に負けてもおかしくなかった内容なんですけれど、勝ちを拾えたことが大きかったかなと思っています」

―― 今回の防衛でクイーン白玲の称号の有資格者となりました。ご感想をお聞かせください。

「対局に向かうに当たっては意識していないところではあったのですけれど。このように取り上げていただいて、一つ結果として残していただけることを光栄に思っております」

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―― 棋士編入の資格の権利を得たことについて、権利を行使されるのでしょうか。

「やはり、すぐにはお答えできないかなと思っておりまして。本当に、タイトル戦を戦うに当たって、一切考えないようにしていましたので。少し落ち着いて検討していけたらと思っております」

―― 検討に当たっては、例えばご家族であったりとか、師匠であったりとか、周囲の人との相談だったり、そういった検討も踏まえて判断されるという、そういう理解でよろしいでしょうか。

「そうですね。女流棋士としてやらせていただくに当たって、本当にたくさんの方にお世話になって、こうして将棋を指せていると思っておりますので。いろんな方のご意見等もうかがっていけたらと思っております」

―― 権利を行使されるかどうかは別として、今回、女性として初めて棋士になる権利を得たことについては、どう受け止めておられますか。

「新しくできた規定で、白玲5期という、最高棋戦の評価をこのような形でいただけたということで、女流棋界を大きく活性化していただくような動きだと、凄くありがたく思っております」

―― シリーズ中は編入資格のことは考えないようされていたということでしたが、それは余計な雑念を入れずに対局に臨むことが大事だというようなお考えだったのでしょうか。

「本当に今シリーズも、今日も苦しい局面がありまして。星取りも、本当に真逆でもおかしくないような接戦だったと思っています。できるだけ精一杯戦う上で、必要なコンディションの整え方だと思っておりました」

Yak00223 花束を持って記念撮影。

Yak00230 第6期白玲として揮毫した色紙を持って。
この揮毫は19歳ぐらいからずっと書いているもので、初心を忘れないという気持ちで揮毫したという。

以上で第6期白玲戦七番勝負の更新を終わります。
ご観戦誠にありがとうございました。

感想戦

Yak00159 感想戦の様子。

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終局直後

Yak00109 終局直後の様子。防衛決着で多くの報道陣が詰めかけた。

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Yak00116 インタビューに答える西山白玲。

【西山白玲インタビュー】
―― 序盤の作戦、駒組みについて、昼食休憩の辺り(54手目△7三桂)の手応えはいかがでしたか。

「早々に想定を外れていたので、一手一手考えるような展開でした」

―― ▲4五歩(63手目)で本格的な戦いに入りました。中盤の分かれの辺りはいかがでしたか。

「△8四桂(70手目)と切り返して、形勢判断は難しいところだと思っていたのですけれど。(78手目△4四歩で)馬をいったん無力化できたので、勝負になっているのかなとは思っていました」

―― どの辺りで抜け出した感触がありましたか。

「(93手目▲5八同金に)△5七歩が詰めろにならないかもしれないなと思いまして。△9六桂でギリギリ手になっている可能性があると思っていました」

―― 本局結果、防衛とクイーン白玲の称号を得られました。シリーズ全体の感想をお願いします。

「シリーズを通して、序盤から終盤まで、しっかり考えるような展開になって。充実していたかなと思います」

Yak00127 同じく、福間女流四冠。

【福間女流四冠インタビュー】
―― 終盤で、何かこうしておけばとか、今の段階で何かありますか。

「▲2一飛成(79手目)が1回休み、みたいな手になってしまっていたので。その辺りがちょっと、▲4一飛(75手目)を決めるかどうかも結構難しいところだったかなと思います」

――シリーズ全体の感想をお願いします。

「結構いい将棋を落としてしまったので、仕方のない結果かなと思います」

西山白玲が防衛

20261010118118手まで、西山白玲が福間女流四冠を下しました。終局時刻は17時30分。消費時間は▲福間4時間0分、△西山3時間23分。
この結果、七番勝負は4勝1敗で西山白玲が防衛を決めました。白玲獲得は4期連続通算5期目。通算タイトル獲得数は23期としました。また、白玲のタイトル通算5期獲得により、クイーン白玲の資格を獲得、同時に棋士になることができる権利も獲得しました。

後手優勢

20261010104時刻は17時を回りました。△7九竜までの消費時間は▲福間3時間50分、△西山3時間16分。
西山白玲が最強の踏み込みから寄せに出ています。「これは西山さんが防衛に近づいた感じがしてきましたね」と控室の片上大輔七段。ただ、まだ寄せ切るまでには、もう一山あると見られており、最後まで予断を許さない状況です。

勝負所

2026101093図は▲5八同金まで。消費時間は▲福間3時間34分、△西山2時間36分。
西山白玲の反撃に対して、福間女流四冠が強く踏み込んだ対応を見せました。控室に来訪した糸谷哲郎八段は「福間さんは残り時間も少ないので、ここで勝負を懸けた雰囲気です。西山さんは、ここで攻め合って勝てる手があればいいのですが、受けに回るようだと第2ラウンド開始ですね」と語りました。攻め合う手として第一感は△5七歩ですが、それは▲7四桂で、以下△同金▲同銀は後手玉が詰めろになるため、先手が勝てそうとされています。△5七歩よりも厳しい攻めがあるのかどうか。勝負所を迎えています。

16時43分追記
西山白玲は29分の考慮で△9六桂としました。最強の踏み込みで、勝負を懸けています。

Yak00063 西山白玲が時間を使っている。勝ち筋を見つけるか、第2ラウンド突入か。

西山白玲の反撃

2026101086時刻は16時を回りました。△6五銀まで、消費時間は▲福間3時間23分、△西山2時間35分。
ここまで相手の攻めに対応していた西山白玲が反撃に出ています。控室の形勢判断は互角。ただ、福間女流四冠は残り時間が少なく、「難解な局面でこの時間差は大きいです」と立会人の杉本昌八段。

Yak00062_2 西山白玲が力強く反撃に出た。

午後のおやつ

15時を回り、両対局者におやつが運ばれました。注文は、福間女流四冠が「石川県産フルーツ盛り合わせ」と「信州ふじ すりおろしりんご果汁100%」、「三ケ日みかん100%」、「ロイヤルミルクティー(アイス)」。西山白玲が「アールスメロンのパフェ」と「国産白桃 果汁50%」、「マンゴ 果汁50%」「コーヒー(アイス)」、「ペリエ」。

Yak00100 石川県産フルーツ盛り合わせ(黒蜜姫=いちじく、加賀しずく=和梨、他旬のフルーツ)

Yak00105 アールスメロンのパフェ(河北潟ホリ牧場ヨーグルトムース、金澤百花蜂蜜のジュレ、アールスメロン、ピスタチオマカロン)。

(八雲)

現地大盤解説会始まる

14時、現地の大盤解説会(事前申込制)が始まりました。

Yak00095 開始時から会場は満席に近かった。

Yak00092 解説は池永天志六段。

Yak00086 聞き手は今井絢女流初段。

本格的な戦いが始まる

2026101063図は13時50分頃の局面。消費時間は▲福間2時間3分、△西山1時間40分。
福間女流四冠は2筋を突き捨て、▲2三歩と垂らしてから、▲4五歩と突きました。ここから本格的な戦いに発展しそうです。

Yak00080福間女流四冠が先手番らしく積極的に仕掛けた。