瑜伽山園地
瑜伽山(ゆうがやま)園地は、奈良公園の南端、浮見堂と鷺池の南側に広がる約1.3ヘクタールの庭園です。明治から大正期にかけて大阪財界で活躍した山口財閥四代目の山口吉郎兵衛が別荘を構えた地として知られ、画家の小見寺八山をはじめとする文化人たちが庭園や茶室に集い、交流を深めました。昭和2年(1927年)には、瑜伽山と鷺池が一体となる眺望の地として、国指定文化財「名勝 奈良公園」に追加指定されています。園地西側には、山口吉郎兵衛が建てた茶室を復元した今回の対局場でもある「たく庵」があり、数寄屋造りの趣をいまに伝えています。手水鉢や灯籠、池、竹林など、明治、大正期の面影を残す意匠が随所にちりばめられ、訪れる人は静寂に包まれた庭の美を味わうことができます。









上図△2四角と金にぶつけた局面です。駒損をまったく意に介さず、▲2四同金には△3六桂▲3九玉に△2四飛が、△2八金までの詰めろになります。ただ、控室では「その変化で決まっているかどうかは際どい」といいます。実戦は▲2四同金△3六桂に▲1八玉とかわし、△2四飛に▲3九金で詰めろを防ぎました。
次に▲2五角が銀桂の両取りになります。どちらにチャンスが訪れているのでしょうか。











図の局面で12時になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲福間1時間47分、△西山1時間12分(チェスクロック使用)。昼食は、西山白玲がおにぎり3種(牛時雨・鮭・梅) みそ汁・漬物付、スパークリングウォーター。福間女流四冠が煮麺(大和地鶏)と豆稲荷、アップルジュース、ちになるシロップ(大和当帰×生姜)のソーダ割り。対局は13時に再開します。

福間女流四冠が端から動き、戦いが始まりました。▲7五歩と突き出して飛車の横利きを広げます。△同歩▲同角△7四歩▲6六角で収まるなら、先手は1歩を持って攻め幅が広がり、飛車の横利きも通って不満がありません。


西山白玲は8手目に△2二飛で向かい飛車に態度を決めました。すると、15手目に福間女流四冠も▲8八飛で向かい飛車に振り、戦型は相向かい飛車に決まりました。しばらくは淀みなく指し手が進んでいましたが、上図▲9七桂あたりではスローペースになりました。端に桂を跳ねて▲8五桂の開戦を見据えて、局面が動き出そうとしています。


