終局直後
▼勝った西山朋佳白玲の談話
――序盤について。
西山 早々から乱戦になり、5筋に攻めが集中しているのでどういなすかの将棋だったと思うんですけど。本譜は▲7四歩や▲4六歩が関連性がなくて形勢を損ねていたと思います。
――中盤について。
西山 形勢がよくなりそうと思ったんですけど、あまり考えてない手が続いて、本譜は何回か自信のない局面もありました。
――終盤について。
西山 ▲5八玉(77手目)あたりでどうなっているのか。難解だと思っていました。
――優勢を意識した局面は。
西山 ▲2四角(47手目)で攻めのビジョンが見えて、好転しているかなと思いました。
――終盤で△5四角(60手目)とただ捨てされたところは。
西山 打たれる可能性もあるかなと思っていました。ただ、指されてみると想像以上に厚みがありました。馬と銀の手厚い攻めをどうかわしていくか、本譜は分かっていませんでした。
――勝ちを意識したのは。
西山 ▲8二飛(105手目)と王手したあたりです。
――防衛まであと1勝となりました。次戦の抱負は。
西山 コンデションを整えて挑めたらなと思います。
▼敗れた福間香奈女流六冠の談話
――序盤について。
福間 居玉なので神経を使う将棋だったと思います。
――中盤について。
福間 一手一手、難しいかなと思っていました。
――終盤について。
福間 ちょっと自信がありませんでした。最後は△5四銀(94手目)と払った手が緩手になってしまったと思います。
――△5四角(60手目)と打ったあたりの感触は。
福間 自信がないかなと思っていました。
――次戦の抱負について。
福間 力を出しきれるよう、頑張りたいと思います。



