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2025年10月

2025年10月18日 (土)

記者会見(2)

記者会見のあと、西山白玲にフォトセッションが行われました。

Img_5302(記者会見を終え、フォトセッションに臨む西山白玲)

Img_5303(まずは西浦会長より花束の贈呈が行われた)

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Img_5339(白玲防衛の記念の揮毫。「鵬程万里」。非常に遠い道のりのたとえだ)

Img_5348(以上をもって記者会見、並びにフォトセッションの終了となった)

Img_5351(退室間際に一礼する西山白玲)

以上で本局のブログ更新を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。
第5期は西山白玲の防衛で閉幕しました。第6期は誰が挑戦者となるか、また、各クラスの女流順位戦の昇級は誰が勝ち取るか、楽しみが尽きません。来期も女流順位戦、白玲戦七番勝負をどうぞよろしくお願いいたします。

記者会見(1)

Img_5299(19時から西山白玲の記者会見が開かれました)

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―― 対局を終えられた、いまの心境は。
西山 4時間の持ち時間で七番勝負は女流棋戦唯一です。1週間おきの早いスパンで対局が進んでいくので、始まるとあっという間に感じました。今期は激戦の将棋が多く、最後は運にも助けられましたが、充実した期間を過ごせました。

―― 今シリーズを振り返っていちばん印象に残った対局は。
西山 シリーズとしては第2局が最も印象に残ります。序盤から内容が濃く、自信を持って指した手が悪手だったり、中盤から終盤に入るところで自分の感覚にない手が最善だったりしました。

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―― 新規定で白玲5期獲得で棋士になる資格が与えられます。
西山 ヒューリック様には女流棋界の価値を高めていただき、本当に感謝しています。今期も激戦続きで、今日も何度も負けを意識しましたが、目の前の一局に集中してきたことが今回の結果に結びついたと感じています。目の前の対局に集中して、1年後の防衛戦に向けて鍛錬を積むことが自分にできることかなと思います。

―― 福間女流六冠の印象について。
西山 中飛車という戦法を突き詰められていて、熟練の域に達しておられるのかなという印象です。ご本人のみ知る中飛車の手筋や指し回しなど、自らの色を持たれている印象で、全体として完成度の高い将棋を指されていると思います。

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―― 4時間という持ち時間について。
西山 わたしの中では長いほうですが、今期は序盤から濃密な展開になりがちで、4時間があっという間に感じる対局もありました。特に第2局は要所でもっと時間を使うべきだったと思いますし、時間配分の難しさを感じた一局でした。

―― 昨年に棋士編入試験を受験され、あと一歩のところで棋士の夢に届かなかった。棋士についての思いは。
西山 棋士編入試験が終わってから女王のタイトルを失冠しました。体調の件もあって満身創痍になりながらやって、ここまであっという間でした。福間女流六冠には冠数も実績も上回られておりますし、この流れを変えられるかというのが課題でした。これからも対局は続きますし、まだ体調も日によって変わります。落ち着いて今後のことを考えるのが難しいですので、ゆっくり考えていきたいと思っています。

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―― 白玲というタイトルについての思いについて。
西山 いつも対局者として参加させていただき、いい経験を積ませていただいています。白玲といえば西山、という印象を持っていただけるのなら光栄ですし、それぞれのシリーズを思い返しても、ギリギリの勝負の積み重ねでした。これからも気を引き締めて頑張りたいと思います。

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(書き起こし=武蔵、写真=潤)

感想戦

Img_5212(共同インタビュー終了後、感想戦が行われた)

Img_5218(白玲3連覇を果たした西山朋佳白玲。通算4期となり、来期はクイーン白玲を懸けた戦いとなる)

Img_5210(敗れた福間香奈女流六冠。来期の再挑戦へ向けての戦いはすぐに始まる)

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共同インタビュー

終局後、両対局者に共同インタビューが行われました。まずは西山白玲から。

Img_5207(共同インタビューに応じる西山白玲)

―― 40手目△4五桂で戦いを起こされ、西山白玲らしい指し回しとの評判でした。中盤での折衝をどのように感じていましたか。
西山 △4五桂が成立していたかどうか。▲3七歩(45手目)に飛車を引いていても、ポイントを主張できていたのか難しかったです。本譜は漠然と手がつながっているとは思ったのですが、△3八歩(58手目)があまり利かなかったのは誤算でした。

―― 62手目△1六歩の取り込みに約40分を費やしました。あの辺りの心境はいかがでしたか。
西山 少し苦戦を意識していました。△9三桂を跳ねるタイミングが難しく、不利を意識していました。

―― 優勢を意識された局面、もしくは勝ちに近づいたと思われた場面はありましたか。
西山 トン死筋がちらつき、最後まで難しかったです。△3七歩(102手目)を打ち込んだあたりで有利になったかなと思っていました。

―― 今期七番勝負を改めて振り返っていかがでしょうか。
西山 短期間で進んでいくので、毎回コンディションを整えるのが精一杯でした。本局も含めて内容的には苦しい時間が長く、いろんな面で課題があるのかなと感じています。

―― 本局で3連覇を達成し、クイーン白玲まであと1期と迫られました。終局直後の率直な感想をお願いします。
西山 シリーズ中は番勝負を毎局乗りきることで精一杯でした。とにかくいまはいったんシリーズを終えられ、とくに感染症などもなく過ごせたことにほっとしています。

続いて福間女流六冠にもインタビューが行われました。

 

Img_5208(福間女流六冠も共同インタビューに応じた)

―― 45手目▲3七歩は後手の攻めを呼び込んだ一着との評判でした。局面の展開や心境はいかがでしたか。
福間 怖いところではありましたが、どうなるかと思っていました。

―― 辛抱の時間が長く続く展開でしたが、61手目▲4一飛で反撃に出られました。形勢判断はいかがでしたか。
福間 少し指せるのかなと思っていました。

―― 73手目▲6五飛のただ捨てが印象的でした。
福間 もう少し自玉に手を入れたほうがよかったかと思います。

―― 一局を振り返っての感想をお願いします。
福間 一手一手難しい将棋でしたが、終盤あたりで間違えてしまったと思います。

―― 今期は七番勝負は2勝4敗で敗退となりました。今期改めて西山白玲と戦ってみての感想はいかがですか。
福間 昨年は不戦敗で終わってしまって非常に残念でした。今期は自分なりに一局一局しっかり指せたと思います。改めて課題も見つかったので、そのあたりを勉強していきたいです。

―― 来期は再び女流順位戦A級に戻り、リーグ戦を戦われます。意気込みをお願いします。
福間 長丁場の戦いになりますが、一局一局力を出しきれるように頑張ります。
(書き起こし=武蔵)

西山白玲の勝利

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七番勝負第6局、▲福間女流六冠-△西山白玲戦は、18時0分、110手で西山白玲の勝ちとなりました。消費時間は、☗福間4時間0分、☖西山3時間52分(チェスクロック使用)。この結果、西山白玲は4勝2敗で防衛に成功。3連覇を達成し、クイーン白玲まであと1期と迫りました。

西山白玲が勝勢に

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図の△1七歩成が決め手級の一手。▲1七同桂は△4八成銀から詰み。西山白玲が勝勢になりました。

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再逆転。そして渾身の勝負手

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図は西山白玲が手にした香を飛車取りに放ったところ。直前の折衝で先手が1七での清算に香を差し出したのが疑問と見られており、この香打ちが痛打となって再逆転したようです。福間女流六冠は図から▲6五飛と歩頭に逃げる渾身の勝負手で対抗。本譜は以下△6五同歩▲6四香△7二玉に▲3八玉(下図)と進んでいます。

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金沢城公園(2)

Img_4721(公園内を西に向かって歩き続けると、兼六園の立て札が。ただしスケジュールの都合上、中には入らずに引き返すことに)Img_4726

Img_4723(私のほんの小さな旅はここで終わるが、この先も数々の緑や建物などが観光客を喜ばせるのだろう)Img_4727(兼六園入口から望む石川櫓。石川櫓は石川門の一部で、続櫓と2層2階建て構成されている)

Img_4738(帰り際に石川県のマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」がお見送りのおもてなしをしてくれた)

中村太地八段が大盤解説会に出演

16時、大盤解説会に中村太八段がゲスト出演。高崎七段とのダブル解説で解説会が再開されました。

Img_5202(16時頃の大盤解説会。中村太八段がゲスト出演した)

Img_5189(中村太八段はここまでの本局を「両者の思いが詰まった戦い」と評す)

Img_5195(高崎七段は控室での中村太八段との検討内容を解説していた)

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逆転しましたね

2025101861図は15時50分頃の局面。福間女流六冠が4一に飛車を打って20分が経過しました。控室では「後手の攻めが細そう」との見解で一致しており、「逆転しましたね」との声も聞かれました。ヒューリックの西浦会長も検討に参加し、攻守にわたってビシビシと鋭い手を示しています。

Img_5137(検討の様子。西浦会長の指し手に稲葉八段が応じていた)

Img_5139(攻守に渡ってビシビシと鋭い手を示して棋士を唸らせる西浦会長)

Img_5141(大盤解説会の休憩時間となり、控室に戻った高崎七段と野原女流二段)