開会式(1)
(西浦三郎・ヒューリック株式会社代表取締役会長)
「白玲戦第5期の第2局でございますけれども、私の感覚としては『新・第1期』という感じがしておりまして、棋士のほうのヒューリック杯棋聖戦(産経新聞社主催)と、この白玲戦と、賞金を増やそうということで、白玲戦は優勝賞金4000万円、副賞として1000万円の実質5000万円という形にしております。もうひとつは、前会長の羽生(善治九段)さんから、白玲5期獲得でフリークラスの棋士に昇格できると。そういう意味で、いままでとまったく違う『新・第1期』と感じております。七番勝負で長いシリーズですが、おふたりとも健康にだけは留意されて、いい棋譜を残していただければと思います」
(片上大輔・日本将棋連盟常務理事)
「私は数年前にプライベートで、こちらに訪れたことがありまして、当時『永世七冠誕生の碑』ができて少し経った頃だったかと思います。聖地巡礼のような気持ちで足を運びまして、素晴らしいところだなと思いました。このおふたりの対局は、近いうちに100局に達することは間違いなくて、お互いのことを知り尽くしたうえで戦っているところがあると思います」
(打越明司・指宿市長)
「私は、この白玲戦のあいさつは4回目ですが、4回とも同じ組み合わせで、それぞれの初手にも立ち会っております。白玲戦は女流のタイトルの中では最も重い、ビッグなタイトルであり、それがいつも指宿で開催されることはうれしいと思っています」
(書き起こし:夏芽)