終局直後
終局直後、インタビューが行われました。 (難解な終盤戦を抜け出した福間女流六冠はタイに追い着く)
(インタビューが行われ、答える福間女流六冠)
── 本局の序盤の駒組みについては。
福間 いろんな展開があるかなと思ったのですが、本局は居飛車で指してみようかなと思いました。
── 戦いが始まって、昼食休憩(50手目△2四同歩)の局面は。
福間 よくできそうかなと思っていたのですが、一手一手が難しかったです。
── 中盤の形勢に関しては。
福間 自玉が堅いぶん、攻めに専念できるのかなと思っていました。
── 勝ちを意識された局面は。
福間 最後▲6一銀(113手目)と打って勝ちになったかなと。
── 七番勝負は1勝1敗になりました。次戦に向けて。
福間 少し日が空くので、体調管理に気をつけて頑張りたいと思います。(正確な終盤の読みが光った福間女流六冠)
── 本局の序盤の駒組みについては。
西山 自然に指していたつもりだったのですが。
── ポイントになった局面は。
西山 ▲4五桂(47手目)に△2二角と引く将棋もあったのかなと思います。(99手目▲6一銀までは控室では西山白玲持ちと見られていた)
── 50分以上の長考で△5五歩(76手目)と指した辺りは。
西山 本譜ぐらいかなと思ったのですが、ちょっとずつ苦しいのかなと。△2八飛(96手目)の辺りで間違えたのかもしれません。
── 次戦に向けて。
西山 合間に対局がありつつですけど、しっかり体調を整えて臨めればと思います。
(書き起こし:夏芽)