終局後、両対局者に代表インタビューが行われ、その後、感想戦が行われました。
(勝ってタイに戻した西山朋佳白玲。本局は粘り強さで勝ち取った1勝だった)
――序盤、地下鉄飛車からの攻めを見られました。描いていた構想でしたか。
西山 この布陣ならどこかである将棋なのかなと思いながら指していました。
――中盤の形勢はどう見られていましたか
西山 自信はなかったんですけど、△8五桂などの読みにない手を指され、少しずつ相手の攻めが速いように盛り上がっていったんですけど、駒損でもあったので、成立はしていないのかなと思っていました。
――終盤の方針はいかがでしたか。
西山 ひとつでも突破口を大きくできてしまうと入玉できない形だったので、上部脱出を見せられるようにと。
――これでシリーズ成績を2勝2敗のタイに戻されました。改めて三番勝負となりますが、次局への意気込みをお願いします。
西山 11月中旬までには決着がつくと思いますので、体調に気をつけて頑張りたいです。
――本局では序盤早々に未知の局面に入りました。どういう印象を持たれて指されていましたか。
福間 1手1手指しながら、難しいなと思っていました。
――先攻して昼食休憩に入った▲3五同歩の局面の形勢判断はいかがでしたか。
福間 本譜でどうなのかなと思ったりしていました。
――終盤はどういった方針でしたか。
福間 終盤、少し乱れてしまったので、そのあたりはちょっと残念だったかなと。
――次局以降への意気込みをお願いします。
福間 体調に気をつけて頑張りたいと思います。
七番勝負第4局は147手までで、西山白玲の勝ちとなりました。終局時間は18時12分で、消費時間は両者4時間0分(チェスクロック使用)。この結果、七番勝負は両者譲らず2勝2敗となりました。第5局は10月19日(土)に北海道札幌市「札幌ビューホテル大通公園」で指されます。
15時、午後のおやつの時間となりました。西山白玲は「和菓子の盛り合わせ、アイスカフェ・オ・レ、辻利緑茶)」。福間女流五冠は「栗かぼちゃと宇治平飼いたまごのプリン、和菓子の盛り合わせ、オレンジジュース、桃ジュース、カフェインレスコーヒー)」。和菓子の盛り合わせは、本わらび餅・みたらし団子・丹波黒豆きなこのおはぎ・大納言あずきの最中です。
(西山白玲注文の「和菓子の盛り合わせ、アイスカフェ・オ・レ、辻利緑茶」。コカ・コーラは13時に先に運ばれている)
(和菓子の盛り合わせは、本わらび餅・みたらし団子・丹波黒豆きなこのおはぎ・大納言あずきの最中)
(福間女流五冠注文の「栗かぼちゃと宇治平飼いたまごのプリン、和菓子の盛り合わせ、オレンジジュース、桃ジュース、カフェインレスコーヒー」。オレンジルイボスは控室に運ばれている)