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急転直下、先手優勢になりました。▲9四桂に△7一玉と逃げたため、▲2二飛が厳しい一着です。
▲6三桂と▲2三飛成の両取りが狙いで、後手は一気に受けが難しくなっています。戻って、▲9四桂には△9三玉がまさりました。それなら先手が寄せきるのも容易ではなかったようです。
(羽生九段は朝からずっと検討を続けている。「▲9四桂に△9三玉だったら難しかった気がします」と解説した)