対局検分
対局検分は、16時前に開始されました。室温や部屋の明るさは問題なく、盤駒(日本将棋連盟所蔵)の確認もすぐに終わりました。両対局者が念入りにチェックしたのは、椅子です。10分ほどの検分のうち、大半が割かれました。
長時間の対局を最後まで問題なく行うためには、体の負担を和らげるのが何よりも欠かせません。ふたりは数種類の椅子や座布団、クッションの組み合わせを試し、座り心地のよいスタイルを模索していました。
(先に入室したのは西山白玲。着席後、すぐに「和服を着るので、この椅子だと小さい」と要望があった)
(西山白玲の椅子を取り換えている間、福間女流五冠が入室した)
(西山白玲は最後に提案された椅子に、座布団を2枚敷き、背もたれ用のクッションを置くことで了承した)