« 里見白玲勝利 | メイン | 大盤解説会場に »

2023年10月21日 (土)

終局直後

Dsc_83291 (終局直後の対局室)

Dsc_83401 (里見白玲。西山女流三冠の猛追を振り切った)

Dsc_83491 (西山女流三冠はあと少し及ばず)

Dsc_83571 (まずは里見白玲がインタビューに応じる)

◆里見白玲の談話

――本局は、同じく先手番だった第2局や第4局とは異なった作戦を選ばれました。想定通りに進んだのでしょうか。

里見 早々に力戦形になってしまって、一手一手、考えながら指していました。

――44手目の△6五歩に、▲3四飛から大さばきの順に入りました。局面をどう見られていましたか。

里見 難しいのかなと思っていました。

――終盤の入り口で、先手の馬が手厚い形になりました。手応えはいかがでしたか。

里見 はっきりよくなっているかと思いましたが、そのあとの指し手がいま一つでした。

――その後は長い終盤戦になりました。

里見 手が見えなくなってしまって、大分おかしくしてしまったかなと思っていましたが、後悔せずに指しました。

――勝ちになったと思われたのはどの辺りでしょうか。

里見 最後に決めにいったところです。

――シリーズは3勝3敗になり、決着は第7局に持ち越されました。第7局に向けての抱負をお願いします。

里見 自分の力を出しきれるように頑張りたいと思います。

Dsc_83621 (続いて西山女流三冠)

◆西山女流三冠の談話

――序盤は珍しい進行になりました。どのように感じられていましたか。

西山 一手一手、難しいと思っていました。

――44手目の△6五歩で、大さばきの順に誘導されました。

西山 難解なのかなと。

――58手目で△9五歩と端攻めを決行しました。手応えはいかがでしたか。

西山 少し攻めが細くなってしまったので、その周辺でもう一工夫、必要だったのかなという感じがします。

――終盤の初めは、竜を追われる展開になりました。後手が苦しいように見えましたが、あの辺りはいかがでしたか。

西山 はい、苦しいかなと思っていました。

――その後はかなり粘り強く指されていましたが、追い上げているという実感はありましたか。

西山 一瞬、怪しいかなという瞬間もあったんですけど、冷静に見るとやはり駒損が響きやすいので、ちょっと足りないかなという感じがしていました。

――第7局に向けての抱負をお願いします。

西山 またしっかり状態を整えて、頑張りたいと思います。