もっと読む
« 2023年9月 | メイン | 2024年8月 »
14時から、石田五段と山口恵女流二段による現地大盤解説会が始まっています。
(山口女流二段が、お客さんがどこからこられたかを尋ねる。札幌市内からの方が多いようだ)
(石田五段)
(山口恵女流二段)
(最新局面について触れたあと、初手から振り返りを行っていた)
13時11分、西山女流三冠は、休憩を挟んで27分の考慮で△6五歩と指しました。3四歩を守らない、大胆な一手です。これに▲3四飛なら、△5三銀で大駒をさばきにいくつもりでしょうか。△6五歩は、△5三銀のときに▲6六歩と大駒交換を拒否される手に備えています。
(西山女流三冠。決戦を見据えた一手を指した)
(再開前の対局室。西山女流三冠は12時43分、里見白玲は12時49分に盤の前に戻った)
(里見白玲。長机のチェスクロックに目をやる)
(西山女流三冠)
(13時、屋敷九段が声を掛けて対局再開)
(手番の西山女流三冠はすぐには指さなかった。なお、再開時の飲み物として「アイスコーヒー、コーラ」を頼んでいる)
(手番の西山女流三冠の側から見た盤面)
(午前の消費時間はほぼ同じだ)
(里見白玲は、脇息の上にハンカチを残していた)
(盆の上にもう一つ)
この局面で西山女流三冠が16分使ったところで12時になり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲里見1時間29分、△西山1時間30分。昼食の注文は、里見白玲が「海鮮丼(ご飯少なめ)、北海道産花咲蟹汁、烏龍茶」、西山女流三冠が「海鮮丼、北海道産花咲蟹汁、アイスティー、カナダドライジンジャーエール」。海鮮丼には、ボタンエビ、中トロ、いくら、ウニ、北寄、帆立が入っています。対局再開は13時です。
(里見白玲の昼食)
(西山女流三冠の昼食)
図は11時35分過ぎの局面です。互いに1手に少しずつ時間を使いながら、駒組みを進めています。西山女流三冠としては自分から動くのは難しいので、相手の仕掛けを待ち構える方針でいくことになりそうだと、控室の屋敷九段。里見白玲はそろそろ駒組みが飽和点に達してきた感があるので、▲6六銀~▲5五歩や▲3八飛など、攻めの形を模索しているものと思われます。
(公園の西の端はバラ園になっている)
(こちらの趣ある外観の建物は、札幌市資料館)
(カエデの葉が紅く色づいている)
(早朝ということで、人々が集まってラジオ体操をしている光景も見られた)
(黒御影石のすべり台「ブラック・スライド・マントラ」。こちらはイサム・ノグチの彫刻作品)
(通常の遊具も設置されている)
大通公園は、札幌の中心部を東西に横切る形で約1.5キロにわたって続く緑地帯です。園内には花壇や噴水、彫刻などが点在し、市民の憩いの場となっています。
(今朝の大通公園)
(札幌出身の彫刻家・本郷新の「泉の像」)
(公園の東端には、札幌のシンボルともいえる「さっぽろテレビ塔」が。全長142.7メートル)
(きれいに整備された花壇が多くある)
図は10時20分過ぎの局面です。里見白玲が3筋の歩を切ったのに対し、西山女流三冠は△3四歩と打って収め、駒組みに専念できる状態を作りました。本格的な開戦は、まだしばらく先になりそうです。
(里見白玲。自分だけ飛車先が軽い形になったのは、プラスといえそうだ)