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里見白玲が西山女流三冠を193手でくだし、シリーズ成績を3勝3敗のタイとしました。終局時刻は18時48分。消費時間は▲里見4時間0分、△西山4時間0分(チェスクロック使用)。第7局は、来週28日(土)に東京都台東区「浅草ビューホテル」で行われます。
図は18時40分過ぎの局面。西山女流三冠がすさまじい頑張りを見せています。里見白玲としては正確に指せば余すことができそうですが、実戦的にはまだまだ勝敗の帰趨は分かりません。
18時24分、この局面で西山女流三冠も持ち時間を使いきり、秒読みに入りました。いよいよクライマックスです。
(西山女流三冠)
時刻は18時10分を過ぎました。形勢は依然として里見白玲が大きくリードしていますが、西山女流三冠は勝負を捨てずに指し続けています。「(里見白玲も)勝つまでは相当大変ですよ」と屋敷九段。里見白玲は持ち時間を使いきり、すでに秒読み。時間のない中でしっかりと決めきれるでしょうか。
(里見白玲)
図は17時30分頃の局面です。里見白玲が手堅い指し回しで優位を拡大しています。西山女流三冠は有効な手が難しく、つらい情勢です。
図は16時50分過ぎの局面です。西山女流三冠が果敢に攻めて竜を作ると、里見白玲は相手の攻めに対応しながら自玉周りを手厚くしました。形勢としては里見白玲のほうがよくなっていそうだと、控室の棋士たち。ただ、西山女流三冠の玉もすぐに攻め込まれる格好ではないので、先はまだ長いようです。
図は16時25分頃の局面。終盤の一歩手前の勝負どころです。この▲3二飛は、△7六歩に▲7三歩△同桂▲7四歩という筋を見せて相手の攻めを牽制しながら攻めた手といえます。控室の屋敷九段は、形勢はまだいい勝負という見解。一手一手が非常に難しいと話しています。
(里見白玲。残り時間は30分を切っている)
図は15時30分頃の局面です。西山女流三冠が△9五歩と端を攻めたのに対し、里見白玲は▲4三と△6二銀の交換を入れたあと、39分考えたうえで▲9五歩と指しました。端での攻防が優劣を分けそうな雰囲気になってきています。現局面で△9五同香には▲9三歩が詰めろで入るのが大きく、以下△9一歩に▲9五香△9八飛▲8九玉△9五飛成▲9九香の順は先手よしになります。西山女流三冠は何かよい継続の攻めを繰り出せるでしょうか。
15時になり、両対局者に午後のおやつが出されました。注文は、里見白玲が「フルーツ盛り合わせ(シャインマスカット、メロン、柿、苺、ブルーベリー)、ハスカップのムース、アイスココア、アイスティー、オレンジヒップ(ノンカフェイン)」。ハスカップは、北海道特産の酸味のあるフルーツです。西山女流三冠は、「絶品モンブラン(北海道産生クリーム使用)、アールグレイ」を頼みました。
(里見白玲のおやつ)
(西山女流三冠のおやつ)
時刻は14時15分を過ぎたところ。休憩明けの△6五歩に里見白玲が43分の考慮で▲3四飛を決断し、以下△5三銀から大駒総交換になりました。▲3四歩の桂頭攻めに、△4四角▲7七角と角を打ち合って現局面です。ここからは、△7七同角成▲同桂△2五桂▲3三歩成△2八飛▲4三と△6二銀が自然な進行でしょうか。どちらの攻めがより速く厳しいかという将棋になりそうです。