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2022年10月

2022年10月21日 (金)

飲み物

西山白玲から飲み物のリクエストがあり、「アイス沖縄黒糖ラテ」と「りんごジュース」が出されました。

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押さえ込まれる懸念

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図は50手目△5五銀まで。西山白玲が最初に動きましたが、里見女流五冠が反発して先手の攻め駒を責めています。先手は押さえ込まれてしまう懸念が生じています。

Dsc_9621 (日本将棋連盟会長の佐藤康光九段が控室に顔を見せた)

5回目のフルセット

西山白玲と里見女流五冠は、女流棋戦では2019年からタイトル戦で争い、今回の白玲戦で9回目のタイトル戦です。今回でフルセットは実に5回目になります(なお、10月から行われている女流王将戦もフルセットになっています)。

これまでフルセットになったタイトル戦は以下の通りです。

2019年 第41期女流王将戦 西山2-1里見
2020年 第9期女流王座戦  西山3-2里見
2021年 第43期女流王将戦 西山1-2里見
2022年 第15期マイナビ女子オープン 西山3-2里見
2022年 第2期白玲戦    西山?-?里見

これまで4回の最終局のうち、西山白玲が3回勝っています。

将棋会館(2)

Dsc_9612 (館内に白玲戦のポスターが掲示されていた)

Dsc_9592 (販売コーナーの扇子。西山白玲は「果断」、里見女流五冠は「一日一止」と揮毫)

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将棋会館(1)

Dsc_9596 (将棋会館1階の販売コーナー。盤駒や扇子などは、オンラインショップでも購入できる)
https://www.rakuten.co.jp/shogi/
https://store.shopping.yahoo.co.jp/shogi-shopping/

Dsc_9606 (西山白玲の著書『実戦で学ぶ 振り飛車の勝ち方』https://book.mynavi.jp/shogi/products/detail/id=130890

Dsc_9608 (里見女流五冠の対局を取り上げた『里見香奈 イナズマの一手』は師匠の森けい二九段の著書
https://book.mynavi.jp/shogi/products/detail/id=119205

Dsc_9615 (将棋会館1階の販売コーナーでは、渋谷区のマンホールカードを配布している。当初は背景がゴールドのものを配っていたが、現在は青い通常版を配布している。グッズ購入や道場での対局とともにいかがでしょうか
デザインマンホール | 渋谷区公式サイト
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/bunka/spot/spot/designmanhole.html

2022年度19局目の対局

両対局者の女流棋戦の対戦成績は、西山22勝、里見23勝とほぼ五分です。2022年度だけで本局が19局目になります。
これまでの18局の内訳は西山8勝、里見10勝。
西山先手のときは西山6勝、里見3勝。
里見先手のときは里見7勝、西山2勝。
どちらが先手番でも、先手側の勝率が高いです。本局は西山白玲の先手ですが、どうなるか。

なお、両者は女流王将戦三番勝負第3局、倉敷藤花三番勝負、女流名人リーグ8回戦の対戦があり、2022年度で23局以上の対戦が確定しています。女流棋士同士の対戦で年間20局以上は初めてです。記者の調べでは、従来の女流棋士の年間対戦最多記録は、2017年度の里見女流五冠と伊藤沙恵女流名人が12局でした。
二人の対戦がこれだけ多いのは、本年度だけでタイトル戦で5回も戦うためです(白玲戦のほかは、マイナビ女子オープン、女流王位戦、女流王将戦、倉敷藤花戦)。
プロ棋界では、2000年度の谷川浩司十七世名人と羽生善治九段、2005年度の羽生九段と佐藤康光九段がそれぞれ23局指したのが最多記録です。

対局再開(2)

Dsc_9553 (二人とも対局前と比べて体が盤に近づいている。局面は中盤戦に入っている)

Dsc_9533(里見女流五冠のお盆。里見女流五冠はアイスミルクティー(左のお盆の大きな紙コップ)の買い出しを頼んでいた)

Dsc_9566 (13時に対局再開。里見女流五冠は少し間を置いて△9四歩を打った)

対局再開(1)

13時になり、対局が再開すると、里見女流五冠は△9四歩と香を取りにいく手を指しました。

Dsc_9521 (西山白玲は12時40分ごろに対局室に戻っていた)

Dsc_9536 (12時55分、里見女流五冠が対局室に戻る)

Dsc_9546001 (里見女流五冠)

昼食休憩時の対局室

Dsc_9507 (昼食休憩時の対局室)

Dsc_9509 (チェスクロック形式の対局では、残り時間を示すタブレットが対局者に見える位置に出される)

Dsc_9505 (昼食休憩時の盤面)

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Dsc_9479002 (本局で使用されているのは、大竹竹風師作の菱湖書の駒)

対局者の昼食

対局者の昼食は西山白玲が「親子丼(上)」(ほそ島や)、里見女流五冠は「なべ焼きうどん」(ほそ島や)でした。また、里見女流五冠はアイスミルクティーの買い出しを頼み、対局再開時に対局室に出されます。

Dsc_9465 (西山白玲の昼食は親子丼)

Dsc_9478 (里見女流五冠の昼食はなべ焼きうどん)