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2022年10月21日 (金)

2022年度19局目の対局

両対局者の女流棋戦の対戦成績は、西山22勝、里見23勝とほぼ五分です。2022年度だけで本局が19局目になります。
これまでの18局の内訳は西山8勝、里見10勝。
西山先手のときは西山6勝、里見3勝。
里見先手のときは里見7勝、西山2勝。
どちらが先手番でも、先手側の勝率が高いです。本局は西山白玲の先手ですが、どうなるか。

なお、両者は女流王将戦三番勝負第3局、倉敷藤花三番勝負、女流名人リーグ8回戦の対戦があり、2022年度で23局以上の対戦が確定しています。女流棋士同士の対戦で年間20局以上は初めてです。記者の調べでは、従来の女流棋士の年間対戦最多記録は、2017年度の里見女流五冠と伊藤沙恵女流名人が12局でした。
二人の対戦がこれだけ多いのは、本年度だけでタイトル戦で5回も戦うためです(白玲戦のほかは、マイナビ女子オープン、女流王位戦、女流王将戦、倉敷藤花戦)。
プロ棋界では、2000年度の谷川浩司十七世名人と羽生善治九段、2005年度の羽生九段と佐藤康光九段がそれぞれ23局指したのが最多記録です。