開会式(1)
17時からの開会式では、関係者からのあいさつや、花束贈呈が行われました。
(清水市代・日本将棋連盟常務理事)
「第2期七番勝負が始まってるんですけれども、私の中では第1期の記者会見のことがまるで昨日のことのように思い出されます。第1期の終了後の記者会見で、いちばん感動していらっしゃるであろう西山白玲より先に、私が泣いてしまうという大変ハプニングがございました。本当に最初に何もないところから、西浦会長が女流棋界発展のため、また女流の棋力向上のために順位戦を作ってあげようという、うれしい言葉をいただきましたところから棋戦創設に奔走しまして、無事、第1期七番勝負が終わりましたときには、思いが込み上げてしまいました。
第1局は駒の動きが止められないほどの大熱戦になりました。それからまだ1週間しかたっていませんが、その後も全国のファンの皆様から喜びや感動のメッセージが届いております。明日も第1局にまさる熱戦になるとかと思いますので、一手一手に注目して最後までお楽しみいただければと思います」
(西浦三郎・ヒューリック株式会社代表取締役会長)
「第1期の白玲戦第5局でこのザ・ゲートホテル京都高瀬川を使おうと思っていたんですけれども、西山白玲が4連勝で勝たれましたので、今回、初めての使用となります。ここは立誠(りっせい)小学校というところの跡地なんですけど、昔、京都の小学校というのはほとんどが市民の方たちがお金を出し合って学校を作ったという形で、地元の方々の思いが非常につまっています。今回はゲートホテル全体としましても、両対局者にできるだけ気持ちよく対局していただくために、今回の白玲戦のために総支配人、総料理長、マネージャーにもきてもらいました。明日の対局がスムーズに行われるためにも、我々も最大限の努力をしたいと思います」