開会式
18時からは関係者を集めての開会式が行われました。主催者としてヒューリック株式会社の西浦三郎代表取締役会長、日本将棋連盟常務理事の清水市代女流七段があいさつ。西山白玲と里見女流五冠にはヒューリックの関係者から花束が贈呈されました。両対局者は決意表明ののちに退場し、立会人の深浦九段と大盤解説を担当する遠山六段が対局の見どころについて語りました。
(西浦会長は「第1局から面白い将棋が指されています。明日もよい棋譜を残していただきたい」と期待を寄せた)
(清水女流七段は「第4局は七番勝負の中心を占める一局です。ファンの皆さまも、ぜひご堪能ください」とあいさつ)
(西山白玲は「明日は大きな節目になると思います。一手一手を大事に指していきたい」と決意を語った)
(里見女流五冠は「ホテルに到着した際は温かく歓迎していただいた。明日は全力を尽くして頑張りたい」と柔らかい表情で語った)
(深浦九段は「中原―米長戦は矢倉を続けて指していた。その意地とプライドに感動しました。西山―里見戦も令和のライバル物語ですね」。中原誠十六世名人と米長邦雄永世棋聖のライバル対決に思いをはせる)
(遠山六段は「二人の相振り飛車は、指すたびに少しずつ進化している。明日もひとつ上の相振り飛車が見られると思います」と戦術に注目)