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図は13時30分頃の局面。休憩明けから西山白玲が好調に攻め続けています。先手は攻めをしのぐまで辛抱するか、どこかで覚悟を決めて反撃に出て勝負するか。いずれにしろ、しばらくは大変な局面が続くと見られています。
西山白玲は15分前には入室していた。
里見女流五冠は5分前に入室。
対局が再開されると西山白玲は△4五歩を着手。
昼食休憩中の対局室
昼食休憩時の盤面
使用されている駒は竹風作・菱湖書
12時、図の局面で西山が29分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲里見1時間38分、△西山1時間21分。昼食の注文は、里見が「中華ランチセット(ご飯少なめ)」、「完熟オレンジジュース」、「ホットカフェオレ」、西山が「ハンバーグステーキ・茸入りデミグラスソース(スープ、サラダ付き)」、「ウーロン茶」。対局は13時に再開します。
里見女流五冠の昼食。
西山白玲の昼食
※写真は撮影用に注文したもの
お台場は東京港埋立第13号地に作られた商業地区。江戸末期にペリー艦隊の来航に備えるために砲台を設置するための台場が築かれたことが名称の由来です。
お台場海浜公園。2020年東京オリンピック(2021年開催)でトライアスロンなどの競技会場に使用されている。
お台場のシンボル、自由の女神象。ニューヨークの自由の女神のレプリカで、大きさは7分の1。
左手に持っているのはアメリカの独立記念日1776年7月4日がローマ数字で刻まれた銘板。
レインボーブリッジ。
10時35分頃の局面。△2四角を見た里見女流五冠は15分の考慮で▲6五歩△同歩▲7七桂と仕掛けました。「△3三桂~△4五歩の狙いを受けるのではなく、先に仕掛けたんですね。これは思いきった決断だと思います」(中村太七段)
開幕局で積極的な仕掛けを見せた里見女流五冠。
対局場の「グランドニッコー東京 台場」は、本棋戦を主催するヒューリック株式会社が土地と建物を所有する、お台場を代表するシティホテル。新交通ゆりかもめの台場駅に直結する好立地で、観光の拠点として利用されている。
高層階からはお台場一帯とレインボーブリッジを一望できる。
図は10時10分頃の局面。里見女流五冠は中飛車から中央に金銀で厚みを作り、四間飛車に振り直しました。10時20分追記:西山白玲は図から△2四角と上がりました。「△3三桂から△4五歩と急戦調で仕掛ける狙いがあります。ちょっと気付きにくい筋ですね」と佐藤康光九段。
朝の控室の様子。
10時を回り対局者のおやつが運ばれました。注文は、里見女流五冠が飲み物のみで「信州りんごジュース」、「信州ももジュース」、「ホットミルクティー」、西山白玲が「白桃ゼリー」と対局開始時に「アイスコーヒー」。
里見女流五冠の注文品。
西山白玲の注文品。※撮影用に注文しました
西浦三郎・ヒューリック株式会社代表取締役会長の振り駒で先手番は里見女流五冠に決まった。
定刻の9時に対局が開始された。
里見女流五冠の初手は▲5六歩。
西山白玲は△3四歩と応じた。
9時30分頃の局面。中飛車対三間飛車の相振り飛車に進んでいる。ただし、先手が玉をどう加工はまだ不透明だ。