後手勝勢

図は▲4三飛に△3七銀と打った局面。後手玉は詰まず、この△3七銀が詰めろになっていて後手の勝勢と見られています。立会人の長岡六段は、報道陣に終局後の準備をうながしました。
(翔)

図は▲4三飛に△3七銀と打った局面。後手玉は詰まず、この△3七銀が詰めろになっていて後手の勝勢と見られています。立会人の長岡六段は、報道陣に終局後の準備をうながしました。
(翔)

図の△5一香は、自陣を補強して詰めろを消しながら△5七香成の詰めろを掛けた攻防手。この香打ちで後手玉がかなり安全になり、藤本四段が勝ちに近づいていると見られています。
(翔)

後手玉は危ない局面が続いていましたが、92手目の△4四角が粘り強い受けで、最大の危機を脱したと言えそうです。現局面は後手が勝ちになっているのではないかと言われています。
ふたりとも駒台の駒を落としたり、手を震わせながら指したりと、極限状態での終盤が続いています。
(翔)