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趣のある茶屋街の小道。
茶屋街に隣接する東山菅原神社。
金沢といえば金箔の街。ひがし茶屋街にも金箔工芸店や金箔体験施設などが多数ある。こちらは一刀彫の鷲に金箔を貼ったもの。下の虎はプラチナ箔が使われている。
とても効果の高そうな金箔の招き猫。これさえあれば……。
大判小判がザックザク。
14時を回り、現地大盤解説会が始まりました。
会場は十分な間隔を空けて座席が設けられている。
お客様の前に出るのは久しぶりなので緊張しますね、と阿久津八段。
飯野女流初段は余裕の笑み。
図は▲2一歩成の成り捨てに西山女流三冠が27分の長考で△5一飛と回ったところ。控室では△2一同飛を予想しており、意外な一手でした。「長考していたので△2一同飛は何か嫌な手が見えたのでしょうね。第一感は▲3四歩(△同銀なら▲3二金)ですが、△2五桂と跳ねて桂交換後の△7六桂を見せれば後手が指せそうかと思ったのですが。いずれにしろ▲2一歩成が入ったのは先手にとって大きいです。▲2四飛と走るか、▲1一とと香を取っておくのも有力で、これは激戦になりそうな予感がします」(阿久津八段)
長考で飛車を回った西山女流三冠。
金沢の代表的な観光名所の一つ、東山地区のひがし茶屋街。かつての茶屋街の建物が保存、復元されており、タイムトリップしたような気分を味わえる。
普段なら9月の3連休ともなると街には観光客が数珠つなぎになるという。今回はコロナ禍と台風の影響もあって人出はまばらだった。
こちらの建物は江戸時代からのもの。金沢市の文化財に指定されている。
再開前の様子。
渡部女流三段。
西山女流三冠。
定刻の13時に対局が再開された。
再開後の一手は▲7五歩。
西山女流三冠はすぐに△3五飛と応じた。▲7五歩を予想していたようだ。
先手玉。
後手玉。駒は竹風作・菱湖書。
12時、図の局面で渡部女流三段が19分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲渡部2時間1分、△西山58分。昼食の注文は、渡部女流三段が「能登海鮮丼(ご飯少)」、西山女流三冠が「のど黒丼(焼き物)」。対局は13時に再開します。
能登海鮮丼(ご飯は通常の盛り)。炙ったのど黒も添えられている。
のど黒丼。
前図から▲5五同歩に△3五歩と後手が戦線拡大を図ったところで、渡部女流三段は▲2四歩△同歩▲2六飛としました。2筋を突き捨てたのは▲2六飛に△1五角の筋を消すため。この対応が好手と見られています。「△5五歩と仕掛けられたところでは、先手がもう少し悪くなりそうに見えましたが、現図はうまく踏みとどまった感じです。後手は▲2四歩に△同角と応じる手もあったかもしれません」(阿久津八段)
相手に好機の仕掛けを許した渡部女流三段だが、好対応で踏みとどまった。
図は11時20分頃の局面。西山女流三冠が堂々と中央から仕掛けました。5五の地点は後手の駒の利きが上回っており、角金交換が実現しそうです。控室では後手がうまく仕掛けたと見られています。
西山女流三冠の飛車は四間飛車から2筋に回り、さらに5筋に転回して中央から仕掛けた。
10時を回り、対局者の控室におやつが運ばれました。注文は渡部女流三段が「弁慶特製 丸十どら焼き(能登大納言・栗餡)」と「烏龍茶」、西山女流三冠が「フルーツ盛り」と「紅茶」です。
どら焼き
フルーツ盛※撮影用に注文したものを撮影