終局直後
【西山白玲の談話】
――相振り飛車で雁木を用いたのは想定の作戦だったか。
西山 そうですね。気になっていた形で、手将棋でしたけれど、難解なのかなと思っていました。
――▲4八玉(45手目)△8二玉と組み合った局面の手応えは。
西山 気にする部分が多いので、難解かなと。
――その後、▲2九飛(47手目)でしたが、代えて▲6五歩の変化は考えられたでしょうか。
西山 そうですね。△4四角などの筋で激しい順になるのかと思いましたが、指してみたい手ではありました。(本譜は)△3三桂(48手目)で思わしい手が展開がなかったので、その辺りは自信がなかったです。
――▲6五歩(51手目)と仕掛けたときの成算は。
西山 難解かなと。
――その後の中盤戦については
西山 途中は自信がなかったんですけど、▲8六桂と打てて攻めに専念できる形になってからは指しやすくなったかと思いました。
――本局は受け重視というか、じっくりした指し回しが多く見えた。そういう作戦だったのか。
西山 いえ、一手一手、考えていましたが、どこかで攻める手が見つけられなかったので。本譜のような展開になるのかなと。
――本局を総括して。
西山 力戦の将棋になり、膠着状態になりやすいので、どこでポイントを出せるかという将棋だったかなと思います。△5五歩(52手目)と絡まれた辺りは自信がなくて。かなり手が広くて難しかったですが、自玉が寄りつかない展開になってからは指しやすくなったかなと思います。
――第2局に向けて。
西山 またすぐですので、状態を整えて頑張りたいと思います。
【福間女流六冠の談話】
――序盤はこれまで二人が対戦した将棋とは違う駒組みになったが、それについては。
福間 一手一手、考えながら、指す将棋になったかなと思います。
――▲4八玉(45手目)△8二玉と組み合った局面については。
福間 こちらは(自玉の守りが)堅いんですけど、バランスがあまりよくないというところで。うまく堅さを生かして、局面をほぐす展開になればなと思ってました。
――▲6五歩(51手目)と仕掛けられた局面については。
福間 こちらがしっかり囲えた状態で駒がぶつかったので、何か攻めがあるかな、という感触ではありました。
――苦戦を意識された局面は。
福間 △5二歩(64手目)と謝って、勝負どころがなくなってしまったかなと思います。
――その前後で、何か誤算があったのか。
福間 そうですね。もう少し攻めていけると思っていたので、その前の段階で何か違う手を指すべきだったかなと思います。
――本局を総括して。
福間 難しい将棋だったと思いますが、勝負どころで誤ってしまったかなと。その辺りはしっかり反省して、次に生かせたらと思います。
――第2局に向けて。
福間 次は先後が決まっているので、引き続き力が出せるように頑張りたいと思います。