グランドニッコー東京 台場
対局場の「グランドニッコー東京 台場」は、ゆりかもめ「台場駅」に直結しているシティホテル。その土地と建物は、本棋戦を主催しているヒューリック株式会社が所有しています。
過去のタイトル戦では、第89ヒューリック杯棋聖戦第2局、第1期ヒューリック杯清麗戦第1局も同地で行われました。
(対局場のホテルからゆりかもめ線の下をくぐると、レインボーブリッジが見えてくる)
(お台場のシンボルである自由の女神像とレインボーブリッジ。あいにくの曇り空で見えづらいが、奥には東京タワーがそびえ立つ)
(こちらは対局前夜の22時頃に撮影したもの。コロナ禍の影響で、レインボーブリッジのライトアップの消灯時間が24時から20時に早まっている)





図は14時20分頃の局面。互いに一歩も引かず、激しい中盤戦が繰り広げられています。先手は玉側の桂を攻めに運用しているので、一直線の攻め合いはリスクを伴いそうです。次は▲5五歩と押さえる手があるので、後手も黙ってはいられません。






















図は10時20分頃の局面。先手番になった西山女流三冠は、得意の中飛車を採用しました。一方の渡部女流三段は一直線穴熊で対抗。互いに経験値の高い将棋に進んでいます。早い段階で3筋の歩を交換したのが先手の工夫で、△2二銀と穴熊のハッチを閉められる手を牽制しています。